日産の新型フェアレディZ(RZ34)が納車されて10か月が経過!何と全国のユーザー向けに1,500台も納車されていないことが判明…塗装問題は解決したはずなのになぜ?

(続き)日産の新型フェアレディZ(RZ34)で気になるポイントも?

引き続き、日産の新型フェアレディZ(RZ34)についてチェックしていきましょう。

当初の計画では、2022年8月~2023年3月末までの国内ユーザー向けの生産・出荷目標は500台で、この台数には初回抽選限定240台のみとなる特別仕様車Proto Specが含まれていましたが、その内の約1割は大手中古車サイト・カーセンサーや国内USSオークションにて出品・転売。

その後の年間生産計画(2023年4月~2024年3月末)としては約1,000台との情報でしたが、その計算で考えると「2023年12月中旬時点でのユーザー向けの生産・納車台数が1,500台を切っている」のは何となく理解できるものの、それでもカタログモデルとしてはあまりにも非現実的な数字ではないかと思います。


フェアレディZ(RZ34)に関する誓約書・同意書で注意しなければならない点も

せっかく新世代スポーツカーが数多く発売されたなかで、初代S30/240ZやZ32をオマージュした魅力的なRZ34を販売したわけですが、一日も早く注文されたオーナーの元に納車されてほしい所。

なおフェアレディZ(RZ34)を新車購入・注文する際、以下の誓約書・同意書にサインを求められたユーザーも多いかと思いますが、あまりにも生産が進まず、更には法規制に準拠できずに⑤のような流れにならないことを祈るばかり。

➀輸出することを目的とした購入でないこと

②車両登録から半年以内に転売しないこと

③上記2点に違反した場合、またはその恐れがあると販売会社が判断した場合は、販売会社が本件注文書にかかる注文を理由に関係なくキャンセルする。そして日産自動車の全ての販売店から、今後の取引(サービスメンテナンス含む)を断られる恐れがある

④仕様やデザイン、納期、販売価格、自動車関連の税制を現時点のものであること理解したうえで注文

⑤新型フェアレディZの供給が遅れ、もしくは供給することが不可能となった場合、注文書にかかる注文がキャンセルされる恐れがある

販売店によって購入・販売方法はそれぞれ異なるとは思いますが、先行予約の時点で全額支払いが完了しているにも関わらず、1年半以上経過しても納車されないといった問題も発生しているとのことで(金銭的なトラブルに発展しても不思議ではないですが…)、まずはメーカーとしてディーラーや契約しているユーザーに対して、「生産が遅れてい”本当の原因”は何なのか?」をしっかりと説明する責任は必要だと思いますし、納車待ちのワクワク感から不信感に変わることだけは避けてほしいところですね。

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