2023年に起きた盗難珍事3連発!「スバルWRXを盗もうとするも”MT(マニュアル)”だから運転できず盗難失敗→逮捕」「空港の屋内駐車場でアキュラ新型NSXタイプSのホイールが盗まれる」等

(続き)海外にて発生した盗難珍事を見ていこう

引き続き、海外にて発生した盗難珍事を見ていきましょう。

空港の屋内駐車場という公共施設にて、希少なスーパーカーのタイヤホイールが盗まれる事件が発生

続いては、アメリカ・サンフランシスコ空港の屋内利用者駐車場にて駐車していたアキュラ(ホンダ)新型NSXタイプSのタイヤホイールが盗まれる事件が発生。

画像でも確認できる通り、車体にはカバーが被せられていますが、タイヤホイールだけが盗まれてしまい、縁石ブロックのようなもので着地しないように雑に扱われていたことがわかりますね。

それにしても、人が多く行き来するような巨大空港の屋内駐車場にて、タイヤホイールが盗まれるとは…

犯人は、NSXタイプSがどのタイミングで駐車していたのか、どれぐらいの期間駐車しているのか(おそらくは旅行で数日程駐車していた可能性がある)を把握していた可能性が高そうで、更には「公共施設内の駐車場だから盗まれないだろう」という相手の心理を読んでの犯行なのではないかと推測。

実はNSXタイプSのホイールは超高額で100万円以上もする

今回の盗難事件で最も気になるのは、なぜNSXタイプSのタイヤホイールを盗んだのか?ということですが、通常のNSXのホイールは、1本あたり2,300ドル(日本円に換算して約32万円)ですが、NSXタイプSのホイールだと8,000ドル~10,000ドル(約111万円~約140万円)と超高額。

おそらくは高額値で転売することが目的だったのでしょう。

地元警察の協力により、空港内の監視カメラなどを利用して犯人を捜査しているとのことですが、未だ犯人は見つかっておらず、公共交通機関の有料駐車場でこのようなことが起きてしまうと、今後安心して駐車することができないのが正直なところ。


約15年間、川底に沈められていた初代アキュラNSXは盗難車だったという珍事

最後は番外編になりますが、「約15年間川底に沈められていた盗難車のアキュラNSX」が、2023年3月に海外のサルベージオークションにて出品され、8,500ドル(日本円に換算して約114万円)という金額で落札した人物が大きな話題になっています。

「なぜ15年経過した今になって川の底から回収されたのか?」が気になるところですが、サルベージオークションにて、この車両情報を掲載していたBecca Nicole Johnson氏によると、どうやらこのクルマは1990年代後半に盗難被害を受け、1990年代後半からアメリカ・ノースカロライナ州のヤドキン川に何らかの形で沈められたと云われています。

その後、約15年が経過した2019年に起きた殺人事件絡みで、別の車をヤドキン川から引き揚げた際、たまたま川の底に沈んでいたアキュラNSXも同時に引き揚げられたため、サルベージオークションにて出品されたとのこと。

まさか盗難車が川の底に沈められた状態で15年間も放置されていたことにも驚きですが、その車を購入したオーナー(匿名)も中々に特殊だと思います。

1ページ目:スバルWRXを盗もうとするも、「車がMT車だったから」という理由で盗むことができず失敗→逮捕

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