2023年に競売にて落札された超高額なお宝20選!「34万円」で購入したフェラーリが「25億円」に…ブガッティ、パガーニなどの億超え希少モデルも

(続き)2023年にオークションにて高額落札されたスーパーカー達20台をまとめて見ていこう

引き続き、2023年にオークションにて高額落札されたお宝たちをまとめて見ていきましょう。

10位:フェラーリ250GT SWBベルリネッタ(1962年式)

そしてここからは、いよいよ10位の発表です。

続いても、フェラーリのクラシックモデルとなる1962年式の250GT SWBベルリネッタ。

先程の1961年式と1年違いでボディカラーも異なります。

こちらは、2023年8月にペブルビーチでのGooding&Companyオークションにて出品された個体で、過去に何度も出品経験のある個体なのだそう。

既にオーナーは4名変わっており、レストアされていないもののこのコンディションを維持できているのは流石のひとこと。

本モデルの最終落札価格は9,465,000ドルとのことで、日本円に換算すると約13.3億円になります。


9位:メルセデスベンツCLK-GTRロードスター(2002年式)

続いては、メルセデスベンツのハイパフォーマンススポーツモデルでオープン仕様となる2002年式のCLK-GTRロードスター。

こちらは、2023年11月にアメリカ・ラスベガスのRMサザビーズオークションにて出品された個体で、現存するのは世界で僅か6台のみであり、今回出品の個体は3番目に製造されたのだそう。

走行距離は僅か170kmと全く走られておらず、おそらくは展示・ディスプレイ用として保管されてきたのだと予想されます。

本モデルの最終落札価格は10,235,000ドルとのことで、日本円に換算すると約14.4億円になります。

8位:ブガッティ・シロン・プロフィレ(2022年式)

続いては、ブガッティ・シロンをベースにしたワンオフモデルの2022年式となるシロン・プロフィレ(Bugatti Chiron Profile)。

こちらは、2023年2月にフランス・パリのRMサザビーズオークションにて出品された個体で、ベースとなるのはシロン・ピュールスポール(Pur Sport)ですが、アグレッシブなスポイラーなどは装着されていません。

本モデルの最終落札価格は10,878,388ドルとのことで、日本円に換算すると約15.3億円になります。

7位:ジャガーXKSS(1957年式)

続いては、ジャガーのクラシックモデルとなる1957年式のXKSS。

こちらは、2023年8月にモントレーのRMサザビーズオークションにて出品された個体で、公道用ジャガーD-Typeル・マンレーサーであるXKSSは、世界限定25台のみ生産される予定でしたが、壊滅的な工場火災により9台が焼失し、僅かに生き残ったのは複数台程度と云われています。

今回出品されたモデルは、そのなかでも無傷且つレストアされていない希少なモデル、最もオリジナルで保存状態が良かった奇跡の一台とのこと。

本モデルの最終落札価格は13,205,890ドルとのことで、日本円に換算すると約18.6億円になります。

6位:フェラーリ312PB(1972年式)

続いては、フェラーリのクラシックレーシングモデルとなる1972年式の312PB。

こちらは、2023年5月にヴィラ・エルバのRMサザビーズオークションにて出品された個体で、1972年の世界スポーツカー選手権にて、フェラーリが成功を収める上で重要な役割を果たし、1972年のブエノスアイレス1,000km耐久レースと、ニュルブルクリンク1,000km耐久レースにて勝利を収め、更に1972年のセブリング12時間耐久レースでは2位、そして同レースでは3位を獲得しました。

本モデルの最終落札価格は13,377,890ドルとのことで、日本円に換算すると約18.9億円になります。

5位:フェラーリ250LM(1964年式)

続いては、フェラーリのクラシックモデルとなる1964年式の250LM。

こちらは、2023年7月にフランス・パリのArtcurialオークションにて出品された個体で、伝説の聖杯ともいえる250GTOに代わる車であり、生産されたのは僅か32台のみ。

このモデルは、1965年にフェラーリが約60年ぶりにル・マンで最後の勝利を収めた例ではないものの、長年ガレージにて保管された極上の一台とのこと。

本モデルの最終落札価格は17,520,065ドルとのことで、日本円に換算すると約24.7億円になります。

4位:フェラーリ250GT SWBカリフォルニア・スパイダー(1962年式)

続いては、フェラーリのクラシックモデルとなる1962年式の250GT SWBカリフォルニア・スパイダー。

こちらは、2023年3月にアメリア島のGooding&Companyオークションにて出品された個体で、カバードヘッドライトを備えた「僅か37台」のSWBカリフォルニアのうちの1台。

ボディカラーは、アズーロ・メタリッツァートにて塗装された唯一の車両だそうで、1962年のニューヨーク国際オートショー用に製造されました。

その後事故でクラッシュし、1970年代初頭に最後の所有者がわずか2,400ドル(日本円に換算して約34万円)で購入したというとんでもない経緯があります(販売元は”売れればそれで良い”ということで、この価格で販売した模様)。

約34万円で購入した本モデルの最終落札価格は、何と驚きの18,045,000ドルとのことで、日本円に換算すると約25.5億円になります。

3位:メルセデスAMGペトロナスF1 W04(2013年式)

そしてここからは、いよいよトップ3の発表です。

まず第3位は、メルセデスAMGのF1モデルとなる2013年式のペトロナスF1 W04。

こちらは、2023年11月にアメリカ・ラスベガスのRMサザビーズオークションにて出品された個体で、ベンツ帝国外で販売された最初の現代シルバーアローズF1カー。

その年の19レースのうち14レースでルイス・ハミルトンが運転し、ハンガリーでのレースイベントにて優勝しました。

なお、このモデルは最後のV8グランプリカーでもあり、F1は2014年にハイブリッドアシストV6に切り替わっているため、ある意味超希少なエンジンを搭載した最後のF1カーと言えるでしょう。

本モデルの最終落札価格は18,815,000ドルとのことで、日本円に換算すると約26.5億円になります。

2位:フェラーリ412Pベルリネッタ(1967年式)

続いて第2位は、フェラーリのレーシングモデルである1967年式の412Pベルリネッタ。

こちらは、2023年8月にウズラ・ボナムズオークションにて出品された個体で、ゴージャスなFantuzziボディの412Pの歴史を辿ると、1967年のスパ1,000km耐久レースにて3位となり、同年のル・マンレースにも出場し、ニュルンブルク200km耐久レースとスウェーデングランプリで完全優勝を果たしました。

本モデルの最終落札価格は30,255,000ドルとのことで、日本円に換算すると約42.7億円になります。

1位:フェラーリ330 LM/250 GTO(1962年式)

そして、2023年に競売にて出品され、栄えある世界で一番高額値で落札されたモデルは、フェラーリのクラシックモデルとなる1962年式の330 LM/250 GTOでした。

こちらは、2023年11月にRMサザビーズオークションにて出品された個体で、より大きな排気量4.0L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載した状態にて工場出荷され、異なるシャーシを中心に製造されていたため、この車が本物のGTOであるかどうかについて激しく議論されました。

その結果、諸々の経緯を経て「330 LM」の部分が付け加えられたとのことですが、やはり一番驚くべきはその最終落札価格。

本モデルの最終落札価格は51,705,000ドルとのことで、日本円に換算すると約72.9億円になります。

1ページ目:20位~11位にはフェラーリだけでなくパガーニなどもランクイン!

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Reference:CARSCOOPS