スバル製EJ20Xの安価なエンジンの使い方には気を付けろ!YouTuberがWRX STIにスワップされたエンジンを解析した結果、バラバラに損傷していたことが発覚

2024-01-10

(続き)スバルWRX STIにスワップされていたEJ20X型エンジンを見ていこう

引き続き、スバルWRX STIにスワップされ故障したEJ20X型エンジンを見ていきましょう。

その後、タイミングアセンブリから部品を取り外し、ここには大きな損傷は見つかりませんでしたが、カムシャフトやジャーナルなどのカムシャフトアセンブリの部品には目に見える傷が多数見られました。

これらはまだ比較的軽微であるように見えたので、次にブロックの状態を調査することに。


見るも無残に粉々になったパーツたち

ここで、遂に粉々に破壊されたピストン登場。

先程のパーツ損傷とは比べ物にならないレベルに粉々。

リストピンはピストンヘッドにまで達し、リストピンが接続されていたシリンダーヘッドにも大きな損傷があったとのこと。

その結果、粉砕された金属片がオイルパン上に飛散し、フィルターにも小さな金属片が発見されたそうです。

ウォーターポンプとオイルポンプは軽度の損傷ではあったものの、クランクシャフトと残りのピストンは凄惨な状態に。

プレゼンターは「今回の分析でもわかるように、安易に安価なエンジンをスワップすることは決しておススメしない」と説明した上で、今回のEJ20X型エンジンは特に酷使されたものだと推定していますが、「周りがやっているから」という理由で乱用すると、愛車を廃車にせざるを得ないような局面になることも説明しています。

KNOCK KNOCK BANG! Destroyed JDM Subaru WRX EJ20X Turbo Engine Teardown

1ページ目:EJ205型エンジンよりも半額以下で安価に購入したEJ20Xを搭載したら大変なことに…?

エンジン等故障関連記事

Reference:CARBUZZ