(2024年)一部改良版・トヨタ新型ヤリスクロスの装備内容の仕上がりにユーザーは不満?それとも…販売店「物足りない感はあるが、装備を充実し過ぎると価格が上がり過ぎて売りづらくなる」

(続き)一部改良版・トヨタ新型ヤリスクロスについて、販売店に来る顧客のリアルな声は?

引き続き、一部改良版・トヨタ新型ヤリスクロスについて見ていきましょう。

昨今の新型車は、法規制と予防安全装備の強化と義務化により、装備内容が充実していることに加え、ユーザーの評価も厳しくなる一方で、競合モデルの装備内容も充実化してきているため、必然的に価格帯も高くなる傾向に。

販売店側も、顧客からは「何で海外では〇〇が装備されているのに、日本向けは装備されないの?」「海外の方がカッコいいのに、日本向けは相変わらず力入れないよね?」など、様々な意見を頂く一方で、「せっかく検討してたのに20万円以上の値上げは流石に手が出ない」「BセグメントSUVで総額300万円を超えること自体おかしい」「無駄な装備が多い。レスオプションで価格を抑えても良いのに」といった価格面を心配する方も。


装備内容を求めれば価格は上がる、価格を抑えれば装備は不足するなど、落としどころを見つけることは中々に難しいが…

今回の改良について、SNSやYouTubeでも「欧州市場向けよりも装備が充実していない」といった不満が多い一方で、意外にも価格面での不満の声は少ない印象を受けますが、販売店でのリアルな顧客からの声としては、(あくまでも販売店スタッフの肌感覚とのことですが)最大20万ほどの価格アップに対する不満の声が多いとのことで、装備をもう少し省いても良かったのでは?といった声の方が多かったそうです。

ユーザーの声が商品力の改善・向上につながることは間違いないのですが、今回のヤリスクロスに関しては、BセグメントSUVという何とも立ち位置が難しいモデルということもあって、もしかするとメーカー側も「どこまで装備を抑えて良いのか」模索段階なのかもしれないですし、一方でホンダ・ヴェゼル(Honda Vezel)/WR-VやマツダCX-3/CX-30、スバル・クロストレック(Subaru Crosstrek)といった競合モデルの存在もあって、メーカーだけでなくユーザー側もそれらの装備に負けない充実した内容を求め過ぎている部分もあるのかもしれないですね。

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