前澤友作 氏やカーガイ木村 氏などの日本人オーナーにも納車予定の新型メルセデスAMG Oneが早くも転売!走行距離は「0km」で、その価格は新車の2倍となる「約8億円」

(続き)ドバイにて転売されている新型メルセデスAMG Oneを見ていこう

引き続き、ドバイのエキゾチックカーディーラーF1rst Motorsにて転売されている新型メルセデスAMG Oneを見ていきましょう。

アメリカの公道では、AMG Oneを走らせることができない?!

先程、なぜドバイのオーナーではなく海外のオーナーの話題を持ち出したのかというと…

AMG Oneは、アメリカでは合法にて登録ができないというのが現状で、元々は「公道を走行できるF1マシン」というコンセプトだったにも関わらず、結局のところは公道にて走らせることができないという最悪の事態に。

但し、アメリカではちょっとユニークな方法で公道を走らせることができるそうで、その方法というのが「ショー・アンド・ディスプレイ(Show and Display)」と呼ばれるもの。

Show and Displayの審査が通れば、年間約4,000kmはアメリカの公道を走れる

これは、イベントなどのショー用としての特別措置で、そのイベントに向けて合法にて公道を走らせることができるのですが、しかし規定として年間2,500マイル(約4,000km)しか走らせることができないですし、これらの手続きは全てオーナー自身が行わなければならないので、乗れるまでに相当の労力と時間、そして費用を費やすことになるとのこと。

こうした様々な規定により、アメリカでは簡単に乗ることができないという理由から、アメリカ人オーナーがなくなく手放してしまった?という可能性も考えられそうですが、実際のところは不明です。


AMG Oneのパフォーマンスってどうなの?

なおAMG Oneのパワートレインは、先程の通り「公道を走行できるF1マシン」をコンセプトにしているため、F1マシン由来の排気量1.6L V型6気筒+電動アシストターボチャージャー付エンジンを搭載し、更に4基の電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッド(PHEV)仕様で、システム総出力は1,049hpを発揮すると云われています。

ただプラグインハイブリッドモデルといっても、決して燃費に優れたモデルというわけではなく、ガソリンを一切使用しない電気モーターのみでの航続距離は僅か29kmなので、自宅を出入りしする際に近所迷惑にならないことを目的に使われる機能なのかも。

開発当初は、とんでもないパフォーマンスが期待されたAMG Oneですが、車体重量が大幅に増えたことに加え、0-100km/hの加速時間は2.9秒、0-200km/hまでの加速時間は7.0秒、、0-300km/hまでの加速時間は15.6秒、そして最高時速は352km/hにまで到達するなど、10年ほど前に販売されたラ・フェラーリ(LaFerrari)やマクラーレンP1と同等レベル。

F1rst Motorsでの気になる販売価格は?

そして最後に気になるのが販売価格ですが、先述の通り新車販売価格が2,800,000ドル(日本円に換算して約4.1億円)なのに対し、F1rst Motorsでは約2倍となる5,450,000ドル(日本円に換算して約8.1億円)にて販売しているそうです。

メルセデスAMG関連記事

Reference:F1rst Motors