日産の新型エクストレイルe-POWER(T33)が納車されて1年2か月が経過!改めて競合ホンダZR-Vよりも優れている点は?不満に思う所もチェック

(続き)日産の新型エクストレイルe-POWER(T33)が納車されて1年2か月経過してのインプレッション

引き続き、日産の新型エクストレイルe-POWER(T33)が納車されて1年2か月経過してのインプレッション内容をチェックしていきましょう。

1年2か月経過しての足回りの変化は?

続いて、エクストレイル(T33)を所有して1年2か月経過しての足回りの変化について。

本モデルについては、他車のように極端に走行距離が伸びていない関係もあってか、特に大きな変化は無し(積極的に家族旅行や長距離移動用として活用できていないのが申し訳なく思っている)。

ただ、相変わらず乗り味としてはマイルド寄りで、ロールもしにくい絶妙なセッティングなのは確か。

基本的にはオンロードのみでの走行が殆どですが、カーブの多い(横Gがかかる)ワインディングなどで走らせる場合でも、ハンコック製タイヤの踏ん張りが効いているのもあるとは思いますが、外側に膨れることも無く安定したラインを狙えるのはエクストレイル(T33)の強み。

オフロードやアウトドア志向の強いDセグメントSUVというイメージの強いエクストレイルですが、T33型にフルモデルチェンジしてから、トヨタ・ハリアー(Toyota Harrier)やホンダZR-Vのように都会派SUVのイメージが強くなり、デザイン性や装備内容も含めて完成度は高いと考えています。


燃費は相変わらず20km/L付近と優秀

続いて、エクストレイル(T33)のリアルな平均燃費について。

シリーズハイブリッドe-POWERといえども、重さのあるDセグメントSUVだと20km/Lに到達することは難しい?と勝手ながらに予想していましたが、実際に所有してみると20km/Lを超えることが多め。

信号待ちの少ない、片道20km以上のマイナーロードを走ることの多いエクストレイル(T33)ですが、上の画像にもある通り、冬場の時期でも約390km走らせての平均燃費は20.2km/Lですし、夏場だとエアコンを効かせて走らせても22km/Lを超えることも多く、無給油で1,200kmを達成したことも。

季節によって暖房やエアコンを使用することもあり、燃費のバラつきが大きいのは当然なのですが、エクストレイル(T33)の場合はそこまでバラツキが見られないのは意外な発見でした。
※走る場所によって燃費は大きくバラツクので、あくまでも参考程度に

総じて満足度の高いエクストレイル(T33)だが…?

以上が、新型エクストレイルe-POWER(T33)が納車されて1年2か月経過してのインプレッション内容となります。

先述にもある通り、総じて満足度が高く完成度が高いのはもちろんなのですが、過去のブログでもお伝えした通り、12.3インチフル液晶メーターやNissan CONNECTディスプレイオーディオの定期的なブラックアウトはストレスが溜まるところであり唯一の不満ポイント。

これはエクストレイル(T33)に限らず、私が他に所有するセレナe-POWER LUXION(C28)やフェアレディZ(RZ34)でも同様なので、システム上の問題である可能性も考えられそう。

プログラム修正で改善できるのであれば早期的な改善を望みたい所ですし、長距離移動などで土地勘のないところや、環状線などでの頻繁的な車線変更時にブラックアウトするのは絶望でしかありません(ある意味長距離移動を避けたくなる要因の一つでもあるのかも…)。

1ページ目:エクストレイル(T33)のBOSE製サウンドスピーカーはよく考えられている?

日産の新型エクストレイルe-POWER(T33)関連記事