三菱の新型デリカミニの受注がまだまだ増えているようだ!特に新規&若者女性を中心としつつ「愛嬌ある見た目やデリ丸」の存在が大きく影響している模様

(続き)三菱は今後更に変革を遂げるメーカーになるかもしれない?

引き続き、三菱の受注状況について見ていきましょう。

新型トライトンも8割以上が新規顧客という新たな快挙

車種や方向性は異なるとは思いますが、2024年2月15日に三菱が発売したフルモデルチェンジ版・新型トライトン(New Triton)も、月販台数計画200台の6倍以上となる約1,300台の受注を獲得し、しかもその内の8割以上が「三菱以外の新規の顧客」だったんですね。

三菱にとっては予想外の結果だったと思うのですが、同社も徐々に変革を遂げているのだと思いますし、趣味性や多様性が求められるこの時代に登場したからこそ、三菱の魅力に気付いた人も多かったのかもしれません。

なお三菱の公式プレスリリースによれば、「デザインがかっこよく、他の人が乗っていないので自慢できそう」「仕事の道具も趣味の道具も載せられて頼もしい」といった声が寄せられているそうで、購入を決めた顧客はアウトドアやキャンプ用品、自転車やバイク、サーフボード、カヌーといった道具を載せて趣味の時間を楽しみたいという方が多いのだそう。

あとグレード構成比としては、上位グレードGSRが88%で、残り12%がエントリーグレードGLS。

ボディカラー構成比としては、ホワイトダイヤモンドが32%と最も多く、2番目がイメージカラーのヤマブキオレンジメタリックの27%、そして3番目がグラファイトグレーメタリックの20%となっています。


発売後から最も売れているデリカミニのグレードやボディカラーは?

少し話は逸れてしまいましたが、私がお世話になっている三菱ディーラーにて最も多く売れているグレードがT Premium[4WD]で、続いてがT Premium[2WD]、そして3番目がG Premium[4WD]とのこと。

やはり雪国エリアということもありますが、「三菱=四駆で雪に強い」というイメージが定着しているからなのか、商談のときには最初から四輪駆動[4WD]を選ぶこと前提で話が進められているそうです(その後にターボ系か自然吸気系にするか選ぶらしい)。

そしてデリカミニのボディカラーですが、発売当初はイメージカラーのアッシュグリーンメタリック×ブラックマイカルーフ2トーンが最も多かったのですが、2024年に入ってからは台数も徐々に増えて様々なボディカラーを見かけるようになったからなのか、意外にもナチュラルアイボリーメタリック×ブラックマイカルーフ2トーンや、ミストブルーパール、そして定番のホワイトパール×ブラックマイカルーフ2トーンが集中しているそうです。

ナチュラルアイボリーメタリックは、特に若い女性からの注文が多く、愛嬌のある顔つきと優しい色合いとの相性が合うそうで、「いつかはナチュラルアイボリーのデリ丸。が発売されてほしい」といったリクエストを出される方も(要はボディカラーに合わせたデリ丸。を求める方も多い)。

成功しているモデルだからこそ、次のフェイスリフトでは失敗できない

それだけデリカミニを求めるユーザーが多く、三菱に期待する顧客も増えたのだと思いますが、前回のブログでもお伝えした通り、(少し先の話になってしまいますが…)これだけ完成されたモデルともなると、最も気になるのは次のマイナーチェンジ。

愛嬌ある顔つきからどのように変化を遂げるのかが気になりますし、様々な層から愛されるキャラクターだからこそ、下手にフェイスチェンジすることは難しいでしょうから、ある意味で三菱としては扱いにくいモデルにならないかが心配なところです。

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Reference:Mitsubishi