日産の新型セレナe-POWERルキシオン(C28)の雑感。「エクストレイル(T33)と同じパーソナルディスプレイは無し」「メーター内のマップ情報はトヨタよりも優秀」等

新型セレナ(C28)はサイズ感と走りが丁度良いものの、バッテリー上がりだけが不安

2023年4月に私に納車されて9か月以上が経過した、日産のフルモデルチェンジ版・新型セレナe-POWERルキシオン(Nissan New Serena e-POWER LUXION, C28)[2WD]。

以前より何かと悩まされているバッテリー上がりですが、今は何とか日にちを空けずに定期的に乗り続けているものの、正直「またいつバッテリー上がりが起きるかわからない」といった恐怖もあったり。

今回は、本モデルが納車されてから気になっているポイントや、ちょっと不満に感じているポイントをいくつかチェックしていきたいと思います。


パーソナルディスプレイは他モデルと同じように搭載されていない

まずは、新型セレナ(C28)の12.3インチフル液晶メーターの使い勝手について。

私が所有する新型セレナe-POWER LUXION(C28)やエクストレイルe-POWER(New X-Trail, T33)、フェアレディZ(New Fairlady Z, RZ34)では、何れも共通の12.3インチフル液晶メーターを搭載するも、メーターレイアウトも全く同じではなく、パーソナルディスプレイも搭載されていないんですね。

特に上の画像のように、パーソナルディスプレイ機能の「ブレーキランプの可視化」については、エクストレイル(T33)では搭載されているのに、セレナ(C28)ではそもそもパーソナルディスプレイ自体が搭載されていないため、同じようなブレーキランプを可視化するアイコンを配置することができません。

なお参考までに、フェアレディZ(RZ34)にはパーソナルディスプレイ機能はありますが、ブレーキランプの可視化はありません。

パーソナルディスプレイの代わりとして、プロパイロット2.0画面でブレーキランプの可視化は可能だが…

パーソナルディスプレイが搭載されていない代わりに、上の画像のようにハンズオフ機能付きとなるプロパイロット2.0の画面に切り替えれば、(プロパイロット2.0を使用していなくても)リアルタイムでのブレーキランプの点灯有無やウィンカーの点滅情報を可視化できるものの、アイコンがあまりにも小さすぎて見づらい上に、背景が真っ暗で不気味であること、そして何よりも燃費情報などが一切見れないため、決して実用的な使い方ではないのが正直な感想です。

ちなみにこちらが、プロパイロット2.0を使用しているときの画面。

セレナ(C28)のアイコンが小さく表示されている理由は、上の画像のように複数の車線が表示されること、左右から普通乗用車やトラック、バイクなどが追い越すようなアニメーションを表示させるためなんですね。

こうして見れば、確かに「先進的なアニメーションだなぁ」という感想ではあるものの、プロパイロット2.0を使用しないときは、自車アイコンのブレーキランプやウィンカー点滅をわかりやす表示する意味で拡大するのも一つでは?と思ったりもします。

2ページ目:セレナ(C28)などの直近の日産モデルは、メーター上に表示するマップの性能は高い