日産の新型セレナe-POWERルキシオン(C28)の雑感。「エクストレイル(T33)と同じパーソナルディスプレイは無し」「メーター内のマップ情報はトヨタよりも優秀」等

(続き)日産の新型セレナe-POWERルキシオン(C28)の雑感

引き続き、日産の新型セレナe-POWERルキシオン(C28)の気になるポイントなどを見ていきましょう。

エンジンOFF後のエコドライブレポートはもう少し詳しい情報が欲しい

続いては、エンジンON → エンジンOFFするまでのエコドライブレポートですが、上の画像にある通り、「回生で得られた距離」「燃費グラフ(履歴)」「現在の区間平均燃費」の情報が表示されるのですが、個人的にはもう少しシンプルな情報が欲しい所。

これは三菱の新型デリカミニ(Mitsubishi New Delica Mini)のインプレッション記事でも紹介したのですが、トヨタのように「走行時間」「走行距離」「区間平均燃費」「平均速度」といった情報が欲しいところで、先程の情報だけだと「どれぐらい走らせての平均燃費なのかが全くわからない」んですね(短距離での燃費と長距離の燃費では全く印象が異なる)。

ちなみにセレナe-POWER LUXION(C28)の高速道路燃費は、上の画像の通り約120km走らせて17.9km/Lと決して悪い数字ではなく、私が以前所有していたトヨタ新型ヴォクシー(Toyota New Voxy)ハイブリッドS-Z[2WD]やホンダ新型ステップワゴンe:HEVスパーダ・プレミアムライン(Honda New STEPWGN e:HEV SPADA PREMIUM LINE)の燃費に比べると優秀。

ヴォクシー/ステップワゴン/セレナの生涯平均燃費は?

参考までに、上の画像がヴォクシーの生涯燃費になりますが、1回目の給油記録を除き、16.91km/L~19.18km/Lの燃費性能で生涯平均燃費としては16.58km/Lとミドルサイズミニバンとしては十分な内容。

参考までに、他に所有していたホンダ新型ステップワゴンe:HEV SPADA PREMIUM LINEも見ていくと、1回目の燃費性能を除き、14.08km/L~18.81km/Lの燃費性能で生涯平均燃費としては14.95km/L。

こちらは排気量2.0L 直列4気筒エンジン+デュアルモーターのハイブリッドe:HEVになるため、エンジン出力がどうしても高めになる関係で、燃費性能は劣るものの、それでもこの巨体で14.95km/Lの生涯平均燃費は十分。

そしてこちらは、2024年2月末時点で唯一所有している日産の新型セレナe-POWER LUXION(C28)の生涯平均燃費。

1回目の燃費性能を除き、16.31km/L~18.22km/Lの燃費性能で生涯燃費としては14.24km/Lと低めではあるものの、まだトータルの給油回数が5回のみで、今後も距離を伸ばしいけば更に生涯平均燃費は向上することでしょう。


メーター上に表示されるマップ情報は素晴らしいが、そこまで見ない?

続いては、セレナ(C28)のフル液晶メーター上に表示されるマップ機能について。

納車された当初は、12.3インチフル液晶メーターの先進性に加え、物珍しそうな感じでマップを表示させて走らせることが多かったのですが、納車されて9か月以上が経過した今は、マップを使用することはなくなりました。

っというのも、隣の12.3インチワイドナビゲーションディスプレイでナビが確認できること、行先設定していれば、交差点での右左折情報は音声ガイドもしくはヘッドアップディスプレイにて確認できるため、わざわざメーター上のマップを見る必要は無いという結果に(あくまでも私個人の感想です)。

メーター内にマップ情報を表示させるよりも、燃費情報やリセット間走行距離などのコンピューター情報を定期的に確認したほうが、より運転している感覚になるため、今後メーター内のマップ機能を使用することは無いかもしれません。

トヨタのチープなマップ情報よりも間違いなく優秀

ただ、トヨタ/レクサスの12.3インチフル液晶メーターに搭載されるマップ機能に比べると、マップの表示範囲は非常に広いですし、店舗のアイコンなども詳しく表示してくれるので、見てくれの良さは圧倒的に日産の方が上。

トヨタのマップはチープで味気ない印象があるため、他に所有するトヨタ新型アルファード(Toyota New ALPHARD, 40系)で一度お試しで中央にカスタマイズしたことがありましたが、使い勝手の良さは全く感じられなかったため、現在はクルーズコントロールの有無に切り替えています。

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