フェラーリSF90ストラダーレが単独事故→「全損」扱いでフィンランド史上自動車保険最高額となる約8,720万円を補償へ!フェラーリの時期ピュアEVは「静かではなく”音”を提供」するモデルに

(続き)テスラの静かなピュアEVとは異なり、フェラーリはエモーショナルでサウンド有りのピュアEVを発売するようだ

続いて、フェラーリは2025年に初めて内燃機関を搭載しないピュアEVスーパーカーを発売することを明らかにしましたが、このモデルについて、フェラーリCEOであるベネデット・ヴィーニャ氏は、ニュース通信社ダウ・ジョーンズとアメリカの大手テレビネットワークCNBCのSquawk Box Europeに出演し、一部の情報を明らかにしました。

同氏は、引続きバッテリー式電気自動車のスタイルと性能を重視すると述べつつ、ブランドの「独自性」を失わないことを強調し、「電気自動車だからといって、テスラ等のように静かではない。我が社独自の技術であるサウンドシグネチャーを取り込む計画である」とコメントしました。


フェラーリ「機能性よりも、顧客はエモーショナルさを重要としている」

フェラーリはといえば、2023年にEVエキゾーストノートの特許を取得していて、この技術によりフェラーリが「多くのことを行う」ことが可能になると説明しましたが、詳細については明らかにされませんでした。

ベネデット・ヴィーニャ氏によれば、フェラーリの顧客は機能性をあまり気にしないため、何よりもまず「感情(エモーショナルさ)を顧客に届けることが重要である。そして、独自の方法でテクノロジーを活用することで、特別なドライビング・エクスペリエンスを提供できる」と語りました。

おそらくはこの言葉のなかに、サウンドシグネチャーの本質が隠されているのだと思われますが、いわゆるアクティブサウンドコントロールのようなものになるのか、それとも全く別のサウンド技術なのかはとても気になるところ。

何れにしても、フェラーリの次世代ピュアEVモデルについては2025年にならないと何もわかりませんが、ラインナップモデルを電動化にしても、内燃機関(ガソリンエンジン)を継続して導入することは確実。

フェラーリのバッテリー駆動モデルについては、新しい生産施設が2024年6月にイタリア・マラネロの工場にて導入される予定で、バッテリーパックや電気モーター、パワーインバーターを生産する計画となっています。

なおベネデット・ヴィーニャ氏は「内燃エンジン、ハイブリッド車、BEVが一緒に販売されており、内燃エンジンが高級車市場から完全に消えることはないと信じているが、フェラーリは2026年までにラインナップの60%を電動化するだろう」とコメントしています。

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Reference:CARSCOOPS, fanpage.it, motor1.com