レクサス新型RX/LM500h/LS/RZ/NX/LCに待望のOTAアップデート!配信内容は概ね2024年1月版と同じだが、なぜトヨタ/レクサスはここまで仕事が遅すぎるのか?
自身でアップデート可能なのは魅力的だが、配信頻度やレスポンスはあまりにも遅すぎる
トヨタ/レクサスの新世代ディスプレイオーディオより採用されているOTAアップデート。
ディーラーに直接持ち込んでわざわざ更新する必要がなく、メーカーより各オーナー車に配信される最新のソフトウェアデータをアップデートするだけの簡易的な方法ではありますが、ディスプレイオーディオ用のプログラムは社外に丸投げ?しているからなのか、ユーザーからの意見(不満)がすぐに反映されないことが多め。
どんなに優れて便利な機能であっても、それらを取りまとめるメーカーの技術力が低く、レスポンスが悪ければ宝の持ち腐れになってしまうわけですが、特にトヨタ/レクサスのOTAアップデートはその典型にあると思います。
今回は、レクサスの一部のモデルを対象にソフトウェア更新のアップデートが配信されているようだ
そんなディスプレイオーディオのOTAアップデート(ソフトウェア更新)ですが、2024年4月10日、レクサス公式ホームページでも更新されている通り、最新データが対象車種に配信されることが明らかとなりました。
具体的な車種や配信概要は以下の通り。
2024.4.10
RX(2022.11-)、RZ(2023.02-2023.11)、LS(2022.10-2023.10)、LC(2023.6-)、LM(2023.10-)、NX(2023.03-)に向けて、最新ソフトウェアを順次配信してまいります。
車種やグレードによって配信タイミングは異なりますので、ご了承ください。
ソフトウェアバージョンは、ディスプレイオーディオ:1834/ナビゲーション:1834です。
対象のお客様には、順次ナビ画面にお知らせが表示されますのでご確認ください。
今回の更新で下記の機能が追加となりました。
◇(ドライブレコーダー装着車のみ)ドライブレコーダーの録画状況を表示するアイコンの追加 ※設定画面へのショートカット機能有
◇地図表示で一部建物を立体表示する機能を追加(地図の縮尺が100m以下のとき)
◇エネルギーフロー及びAWDの画面表示を改善 (ディスプレイオーディオグレードのみ)ハートフル音声の設定機能を追加
◇よく行く地点の登録方法及び選択方法の改善
◇自車マークの変更機能追加(moviLink経由で取得)
◇動作不良の解消
◇動作安定性の向上 等
via:Lexus
更新➀:ドライブレコーダー録画状態の常時表示
それではここから、具体的にどういったソフトウェア更新が実施されるのか見ていきましょう。
まずは「ドライブレコーダー録画状態の常時表示」。
[従来]
ナビゲーション表示中に、ドライブレコーダー作動状態が把握できない(ドライブレコーダー設定画面のみで作動状態を確認可能)
[改善内容]
ステータスバーにドライブレコーダーの作動状態を示すインジケータを追加
このドライブレコーダー録画状態ですが、以前私が所有していたトヨタ新型シエンタ(Toyota New Sienta)にて実施したところ、ソフトウェア更新後に「ドライブレコーダーの録画状態が停止」になっていたため、今回の対象モデルでも是非確認してほしいところ。
特にアップデート中に走行する場合、もしかするとその間はドライブレコーダーが録画されていない可能性も考えられるかもしれませんので、万が一更新中に事故に遭遇した場合のことを考えると注意が必要です。
更新②:ドライブレコーダー常時表示 設定画面へのショートカット機能
続いては、「ドライブレコーダー常時表示 設定画面へのショートカット機能」。
[従来]
ドライブレコーダーの設定画面に切り替えるためには、複数回の操作が必要
[改善内容]
ステータスバーのアイコンをタップすることで、ドライブレコーダーの設定画面に切り替える機能を追加
更新③:よく行く地点の登録方法改善
続いては「よく行く地点の登録方法改善」について。
[従来]
よく行く地点を登録するためには、お気に入り登録後に設定を行う必要があった。
※設定 → ナビゲーション → その他 → お気に入り → よく行く地点登録[改善内容]
よく行く地点を目的地検索画面の下部に配置し、登録方法を改善