走行中にエンジンスタートスイッチを押すとどうなる?ちょっとユニークな機能も…ホンダ新型ZR-V納車後「通算8回目」給油で無給油1,000km走行達成!

エアコンを使用しない割合が多いからなのか、ZR-Vの燃費がかなり伸びている

2023年5月に私に納車されて1年以上が経過した、ホンダ新型ZR-V e:HEV Z[4WD]。

本モデルの走行距離も7,000kmを突破しましたが、今回は納車後「通算8回目」となる給油を迎えることに。

ただその前に、ZR-Vのちょっとユニーク(便利?)な機能や、他の車でも気になっているであろう「走行中にエンジンスタートスイッチを押すとどうなるのか?」をチェックしていきたいと思います。

この他にも、ホンダのアメリカ法人とアメリカ専売ブランドのアキュラが、2024年5月度の新車販売・登録台数を公開していますので、こちらの情報もチェックしていきましょう。


ZR-Vの「燃費情報」には中々参考になる情報が残されていた

まずは、ZR-VのHonda CONNECT9インチディスプレイオーディオから見ていきましょう。

何気に見ていたディスプレイオーディオですが、上の画像のメニュー一覧に「燃費情報」の項目があります。

これをタッチすると…

こんな感じで、「今回」というタブの場合だと、現在エンジン始動時の平均燃費に加えて、現段階での航続可能距離、そして前回エンジン始動時の区間平均燃費が表示される仕組みになっています。

続いて、「今回」のタブから、その下にある「Trip A」タブをタッチすると、Trip Aメーターをリセットしたときの平均燃費や走行距離の記録が現在と過去3つ(1回目~3回目)表示されるようになっているんですね。

なおTrip Aメーターは、私の場合は満タン給油してから航続可能距離が0kmになるまで走らせ、その後ガソリンスタンドに到着した時点でリセット → 満タン給油、という流れを繰り返しているため、毎回満タン給油にした状態での走行距離と燃費が表示されるようになっています。

ここに、あとはTrip Aメーターをリセットした日付などが入れば、時期によって燃費の違いなども比較できるのですが、こうした過去の情報を参考にできるのはHonda CONNECTディスプレイオーディオぐらいだと思います。

走行中にエンジンスタートスイッチを押したらどうなるの?

続いては、ZR-Vに限らず他の車種でも気になっているであろう、「走行中にエンジンスタートスイッチを押したらどうなるの?」ということ。

あまりやるべきことではないのですが、今回ホンダZR-Vで走行中にエンジンスタートスイッチを押したところ、上の画像のように「ボタンを2回押すか、押し続けることで電源をOFFできます」と警告表示される仕組みになっています。

ボタンを2回押すことについては、シンプルに押し間違いを避けるためもありますが、こうした機能を活用するときは、ドライバーと乗員が乗っているとき、ドライバーが突然体調を崩したり、意識を無くしたりする際に、乗員が緊急停止できるようにするための機能でもあります。

ZR-Vはエンジンスタートスイッチが右側に設けられている

ただ、ZR-Vの場合は運転席側のドア付近にエンジンスタートスイッチが設けられているため、助手席側からだとかなり押しづらいのがネック。

他の車種だと、運転席の左側もしくはセンターシフト付近にエンジンスタートスイッチを設ける車種が増えているため、これも助手席側の人間が緊急時に押せるための配慮だと考えられます。

納車後「通算8回目」となる給油・燃費記録をチェック!まずは給油警告ランプが点灯するタイミングを見ていこう!

続いては、ホンダ新型ZR-V e:HEV Z[4WD]の納車後「通算8回目」とな給油・燃費記録を見ていきましょう。

まずは、毎回の恒例となっている給油警告ランプの点灯タイミングですが、上の画像にある通り、航続距離が残り「89km」で点灯していることが確認できます。

参考までに、これまでの給油警告ランプの点灯タイミングを見ていくと、概ね100km付近で点灯しているものの、今回はかなり遅いタイミングで点灯していることがわかります。

1回目給油前:航続可能距離が残り「97km」で点灯(点灯時の給油後平均燃費は14.0km/L)

2回目給油前:航続可能距離が残り「107km」で点灯(点灯時の給油後平均燃費は20.8km/L)

3回目給油前:航続可能距離が残り「103km」で点灯(点灯時の給油後平均燃費は19.5km/L)

4回目給油前:航続可能距離が残り「101km」で点灯(点灯時の給油後平均燃費は20.1km/L)

5回目給油前:航続可能距離が残り「99km」で点灯(点灯時の給油後平均燃費は19.1km/L)

6回目給油前:航続可能距離が残り「97km」で点灯(点灯時の給油後平均燃費は19.2km/L)

7回目給油前:航続可能距離が残り「96km」で点灯(点灯時の給油後平均燃費は16.6km/L)

[NEW]8回目給油前:航続可能距離が残り「89km」で点灯(点灯時の給油後平均燃費は19.9km/L)

給油警告ランプが点灯した時点での給油後平均燃費は19.9km/Lですが、この時点でのTrip Aメーターは906.2kmなので、燃費がある程度悪化しても無給油990km以上は走れそうですね。

燃料残量がどれぐらいで給油警告ランプが点灯する?

ちなみに、ZR-V e:HEVの燃料残量がどれぐらいで給油警告ランプが点灯するのかもチェックしてみることに。

ホンダ公式の取扱説明書を見てみると、「残量がおよそ8.0リットル」になったときに給油警告ランプが点灯していることが確認できます。

このことから、メーター上平均燃費から換算すると「19.9km/L × 8.0L = 159.2km」は走行可能なので、仮にこのまま燃費を維持していれば、航続可能距離が0kmになっても実質70km近くは走行可能で、無給油で1,050km以上は走れるということになります。

航続可能距離が残り0kmになるまで走らせていこう

給油警告ランプが点灯したので、ここからは航続可能距離が残り0kmになるまで走らせて行きましょう。

この日は、夜間のマイナーロードやワインディングを走らせることが多かったため、航続距離89km → 0kmまで走らせたときの燃費は、19.9km/L → 20.1km/Lへと向上し、Trip Aメーターも906.2km → 983.9km(+77.7km)まで延びています。

燃費は向上しているのに、なぜか航続距離の減りの方が早いという謎の乖離が起きていますが、とりあえずこのまま無給油1,000km以上を目指して距離を伸ばしていきます。

このあとワインディングを走り続けた結果、無事無給油1,000km走行達成!

あとは近くのガソリンスタンドへと急ぎます。

無給油1,000km走行達成してから、更に+15km走らせたところで近くのガソリンスタンドに到着。

結果的に、航続可能距離が0kmになってから983.9km → 1,015.0km(+31.1km)走らせても問題無かったということになりますね。

2ページ目:航続距離が0kmになってから+30km以上走らせての燃料残量は?北米アメリカの2024年5月度の新車販売・登録台数は?