型式指定における不正で話題のトヨタ・シエンタが”シレっ”とサービスキャンペーン!GRスープラやマスタング等8台ものスポーツカーが公道レース→案の定大事故に

型式指定における不正行為といっても、一部モデルは「より厳しい条件」で評価した結果”不正”と扱われたわけだが…

2024年6月3日、国土交通省の公式プレスリリースより、型式指定申請における不正行為の有無等に関する自動車メーカー等の調査を行った結果、トヨタ/ホンダ/スズキ/マツダ/ヤマハ発動機の5社に不正行為があったことが明らかになったことをお伝えしました。

ただ、この不正行為については、一部の対象モデルと一部の評価において、「従来の条件よりも、”更に厳しい条件”で評価を行ったために、その条件に沿っていないとして虚偽記載や不正行為」という扱いを受けたわけですが、細かく中身を見ていくと「国交省の取り組みやあり方にも問題があり、柔軟な対応が必要なのでは?」という見方も。

ちなみに不正行為の対象となったトヨタからは、現在も販売しているカローラフィールダー/カローラアクシオ/ヤリスクロス、過去に販売されたクラウン/アイシス/シエンタの計7車種なわけですが、そのなかで2代目となるシエンタが、今回”シレッ”とサービスキャンペーンを届け出していたことが明らかとなりました。


スライドドアの水浸入防水シート添付用粘着テープに不具合アリ

今回、トヨタがサービスキャンペーンを届け出したシエンタの不具合内容については、スライドドアにおいて、サービスホールカバー(水浸入防止シート)貼付用粘着テープの密着不良および排水構造の検討が不足していたため、使用過程で当該テープが剥がれると雨水等が室内に浸入するおそれがあるとのこと。

なお、気になる対象モデルは以下の通り。

【サービスキャンペーン対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間]

[シエンタ]
・DBA-NCP175G, 3BA-NCP175G/NCP175-7000001~NCP175-7048168/平成27年5月12日~令和4年7月7日

・DBA-NSP170G, 5BA-NSP170G/NSP170-7000000~NSP170-7304984/平成27年5月12日~令和4年7月7日

・DBA-NSP172G, 5BA-NSP172G/NSP172-7000000~NSP172-7015280/平成27年5月12日~令和4年6月13日

・DAA-NHP170G, 6AA-NHP170G/NHP170-7000000~NHP170-7274245/平成27年5月12日~令和4年7月7日

改善措置としては、粘着テープの貼付け状態を点検し、剥がれているものは粘着テープを追加し、またオープニングトリムウェザストリップに水抜き孔を追加するとのことです。

自身が所有する車がサービスキャンペーンに該当しているか否かをチェックする方法は?

自身が所有している車がリコール等の不具合の対象になっているかどうかを確認する方法として、上の画像の車検証の車台番号記載場所をチェックし、「トヨタのリコール等情報対象検索サイト」にてアクセスし、その車台番号を入力することで確認可能です。

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