日産の新型セレナe-POWER LUXION(C28)のリコール完了!降車時オートロックや近接アンロック機能が廃止との噂もあったが…?注意すべきポイントも

私の新型セレナe-POWER LUXION(C28)もリコールの対象に

2023年4月に私に納車されて1年1か月以上が経過した、日産のフルモデルチェンジ版・新型セレナe-POWERルキシオン(Nissan New Serena e-POWER LUXION, C28)[2WD]。

前回のブログにて、新型セレナ(C28)のCANゲートウェイやナビゲーション関連に不具合があるとしてリコールが届け出され、私が所有する個体もリコールの対象となっていました。

不具合内容としては以下の通り。

[不具合➀]

車載コントロールユニット間の通信制御装置(CANゲートウェイ)において、制御プログラムが不適切なため、車載コントロールユニットの通信不良に至ることがあるとのこと。

そのため、走行中に警告灯が点灯し、運転支援システムが使用できなくなる、または、始動不良に至るおそれがある。


[不具合②]

ナビゲーションコントロールユニットにおいて、制御プログラムが不適切なため、ナビゲーションシステムが正常に作動しなくなることがあるとのこと。

そのため、直前直左確認用のカメラ映像が表示されないことがある。

また、一部の車種については、車載コントロールユニット間の通信制御装置(CANゲートウェイ)において、制御プログラムが不適切なため、ナビゲーションシステムの異常を検知した場合に、エンジン/e-POWERシステムの始動ができなくなるおそれがある。

以上の不具合について、今回私がいつもお世話になっている日産ディーラーにて、修正したプログラムの更新をメインとしたリコール作業をお願いしました。


リコールの作業時間は約1時間半ほど!リプロで一部初期化されているところも?

今回のプログラム修正によるアップデート(リコール)作業にかかった時間は、約1時間半ほど。

その前日、往復470kmほどの高速道路を中心とした長距離移動があったため、フロントバンパーが虫だらけだったことから、あわせて洗車のお願いもしたためトータルで2時間ほどの待機となりました(洗車代は有償)。

なお日産ディーラー曰く、今回のリコール作業で一部設定内容がリセットされている可能性があるとのことで、細かく見ていったところ、ユーザー登録した際の「画面の明るさ(一番暗い状態)」や「オーディオのイコライザー設定」などがリセットされていたため、これらを再度設定することに。

えっ、降車時オートロック機能と近接時アンロック機能が廃止?

そしてもう一つ気になったのが、降車時オートロック機能と近接時アンロック機能。

降車時オートロック機能は、ウィンカーの点灯時間が4秒という理由から保安基準に適合していないとして、2024年モデルではイヤーチェンジにあわせて”シレっ”と廃止されました。

そして今回のリコール作業に合わせて「降車時オートロック機能と近接時アンロック機能が廃止される?」との不確かな情報がSNSにて拡散されたわけですが、今回のリコール作業を受けて機能が継続されているかどうか確認したところ、問題なく機能は使用できました。

個人的に、この機能はかなり重宝していて、鍵の閉め忘れ防止はもちろんのこと、後席スライドドアが閉まっている最中にフロントドアをロックする予約システムが備わっていない分、後席スライドドアが閉まっている最中に車両から離れれば、降車時オートロックが自動的に作動するので、ある意味で予約ロック機能よりも便利なんですね。

この機能に関しては、日産メーカー側が「4秒間点灯することが保安基準に不適合になることを知らずに設けた」といった噂も聞きましたが、一方で、そもそもウィンカーランプが4秒間も点灯したら「何が問題なのか」を、国土交通省側はしっかりと説明すべきではないかと思います(これまでがそうだったから…という意味不明な言い訳は何の理由にもなっていない)。

個人的には、日産の便利機能では最も重宝している機能ですし、できるなればこのままリコールなどで廃止にするのではなく、ウィンカーの点灯時間を4秒 → 3秒に縮めるだけに変更してほしいところです。

2ページ目:セレナ(C28)の走行距離も遂に9,000kmを突破!2024年秋にはe-POWER×四輪駆動[4WD]も設定?!