マツダCX-50の「メーター情報がわかりづらいから事故を起こした」としてオーナーが北米マツダを訴える。原因を追究していくとドライバーの操作ミスの可能性も?
(続き)調査内容しだいでは、マツダCX-50はリコールもしくは販売を中止せざるを得ない恐れも?
※上の画像は、あくまでもイメージです
今回の訴訟内容を見ると、人によっては「娘さんの操作ミスなのでは?」といった意見も多いとは思いますが、現時点ではドライバーのミスなのか、車両側の誤作動もしくは暴走によるものなのかは不明なため、マツダ側としてもシステムの不具合が無かったかを調査していく必要がありそう。
もしもシステムやプログラムに不具合があれば、メーカーとしてもリコールを届け出せざるを得ないかもしれないですが、場合によっては販売を中止しなければならないかも恐れも。
※上の画像は、あくまでもイメージです
ただ今回の事故で気になるのは、「パワーアシストなしではブレーキを床まで踏み込めないほどだったのか?」「パワーアシストなしではハンドルを回すことは難しい」など、色々と気になる部分は多いですし、そもそも事故が発生する前に「エンジンは始動していたのか、アクセサリーモードだったのか」という根本的な問題を追究していくことになりそう。
なお本件について、マツダディーラーと北米マツダは「車両は意図したとおりに機能した」と述べているものの、それを明確に示す根拠も含めて、今後の裁判で明らかになっていくと予想されます。
原告側「マツダのメーターは情報がわかりづらい。だから事故が起きたんだ」
※上の画像は、あくまでもイメージです
なお原告側は、「マツダが車内とユーザーと明確にコミュニケーションをとれるよう改善し、車がアクセサリーモード、イグニッションモード、エンジンがオンになっていることを明確に顧客に知らせる」ように求めているようです。
そしてこの訴訟内容を見るに、CX-50のメーターだけでなく、エンジンスタータースイッチにも問題があるのであれば、2017年以降に製造されたプッシュボタンスタートを備えたすべてのマツダモデルに適用されることになります。
あと、これも興味深い内容ではありますが、訴状では「ディーラーのサービスマネージャーが、娘が設定したアクセサリーモードでは車を停止することが”不可能”になると述べた」と主張されていて、(繰り返しにはなりますが)そもそもアクセサリーモードであれば”Dレンジ”にシフトしても車は動かないのでは?といった疑問も。
深堀すればするほどツッコミどころが多くなりそうな今回の訴訟問題ですが、訴訟大国アメリカでは、些細なことでも訴訟問題へと発展することは多く「リアウィンカーがLEDなので眩しい!訴えてやる!」とメーカーが訴えられるリスクがあることから、敢えて暗めのバルブ式(非LED)を採用しているメーカーも少なくないそうです。
1ページ目:今回の訴訟問題の根本は、オーナーの娘さんの操作方法にミスがあった可能性も?
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Reference:CARSCOOPS