まさかのPHV?フルモデルチェンジ版・日産の新型エルグランド (E53)と思わしき開発車両をスパイショット!イネオスがサプライヤーの破産申請→部品供給困難で生産停止へ
(続き)イネオスのクロカンモデルがまさかの生産停止?一体ナゼ?
続いて、イギリスの新興自動車メーカーであるイネオスが2025年まで生産停止となることが明らかとなりました。
イネオスといえば、メルセデスベンツGクラスやスズキ・ジムニー(Suzuki Jimny)にそっくりなクロカンモデルとなるグレナディア(Ineos Grenadier)を発表・発売したことで有名に。
そんなイネオスですが、製造元はフランスのハンバッハ工場になるものの、「とある事情」により組立ラインを停止し、グレナディア自体の生産・出荷・販売も大幅に減少するとのことで、この状況が2025年頃まで続くと言われています。
どうやらサプライヤーが破産したことで部品供給が不可能に
ちなみに、今回のイネオスの一部生産工場停止の原因は、イネオス側の生産に問題があるのではなく、重要なトリムパーツを製造しているサプライヤーが倒産するなど、部品が供給されないため「組立できない」ことが生産停止につながっているとのこと。
イネオス側は、具体的なサプライヤーの企業名を挙げておらず、具体的にどのような部品が供給されていないのかも明らかにしていませんし、代替のサプライヤーも現時点で見つかっていないほどの重大な問題になっているようです。
直近のサプライヤー倒産だとレカロ・オートモーティブ?
なお、海外カーメディアAutomotive News Europeの報道によると、問題のあったサプライヤーはRECARO(レカロ)である可能性が高く、イネオスも同メディアの取材に対して「破産寸前」の状況にあったと語っていたとのこと。
レカロ・オートモーティブは、2024年7月末に破産申請し「近年の危機による極端な価格上昇と主要契約の喪失による深刻な財政難」を理由に挙げていました。
レカロは、破産中もシート生産を継続し、既存の注文に応じる予定ではあったものの、その後対応が変化したかどうかまでは不明。
なおイネオスは、ニュースリリース及びAutomotive Newsに対しても、以下の内容を共有しています。
ハンバッハ工場の生産現場では、制御不能な重大な部品不足が発生し、生産スケジュールが一時停止する事態に陥っています。
自動車のサプライチェーンは常に複雑で困難ですが、これは私たちにとって非常に忙しい時期に起こりました。
世界中のグレナディアの顧客から素晴らしいフィードバックを得ており、すでに世界45か国以上で稼働しています。
2024年9月は、メキシコと中国という主要な新市場に参入します。
この夏までに、2023年全体と同じ数のグレナディアを販売しました。
勢いは強く、年末までに2万台を超える車両を販売する見込みで、お客様のために車両を生産したいと強く望んでいるため、この一時停止は非常に残念です。
当社は、できるだけ早く需要に追いつくために、製造を再開するための努力を惜しみません。
現時点では、2025年初頭にフル生産率に戻るという保守的なシナリオで運用しています。
その間、当社が業務再開に向けて懸命に取り組んでいる間、お客様、特にグレネードをお待ちいただいているお客様には、ご辛抱いただき感謝申し上げます。
1ページ目:遂に日産の次期エルグランド (E53)の開発車両を初スパイショットか!