誰か明確な違いを教えてくれ!豪州ではマツダ新型CX-90/CX-80/CX-70/CX-60が全て販売されているが「違いが全くわからない」として話題に
(続き)知れば知るほどややこしさが増すマツダ新型CXシリーズ

引き続き、オーストラリアにて販売されているラージ商品群の新型CXシリーズたちを見ていきましょう。
参考までに、CX-60~CX-90は同じラージ商品群でもボディサイズが異なり、ナンバリングが大きければ大きい程ボディサイズも大きくなります。
具体的なボディサイズは以下の通り。
CX-60:全長4,740mm×全幅1,890mm×全高1,685mm、ホイールベース2,870mm
CX-70:全長5,120mm×全幅1,994mm×全高1,745mm、ホイールベース3,120mm
CX-80:全長4,995mm×全幅1,890mm×全高1,710mm、ホイールベース3,120mm
CX-90:全長5,100mm×全幅1,994mm×全高1,745mm、ホイールベース3,120mm
CX-90にもなってくると、レクサスLX600相当のサイズ感になってくるため、日本市場ではなく道幅の大きいアメリカやオーストラリア市場向けとして販売されるのは妥当。
実はラージ商品群の一部は、差別化も含めて「クーペのルーフライン」を検討していた?

引き続き海外カーメディアCarSalesが柴田浩平 氏に取材したところ、「CX-60とCX-70においては、できる限り他モデルとの差別化を図るために”より洗練されたクーペ風のルーフライン”を与えることについて開発チーム内で白熱した議論をした」と明かしており、同氏も”よりスポーティな美観”を強く主張していたそうです。
同氏は加えて「クーペスタイルについて議論が白熱した理由については、個人的にクーペ風のSUVが欲しかったから」と語っており、「渋滞の中ではクーペSUVが止まっていたら、すごくかっこいいと思うんです。でも市場では小さすぎて、顧客も限られてしまいます。だから、それよりも大きな荷物スペースのあるSUVを作るべきだと考えました。その方が市場も可能性も大きいんです」とのことで、”デザイン性”よりも”実用性”を重視した結果、CX-60~CX-90がほぼ同じデザインになってしまったとのこと。
言い換えれば、マツダは市場を厳しく検討し「曲線的なルーフラインは実用性を犠牲にするほどの価値はない」と判断したわけですが、確かに派手なデザインや流麗なスタイリングは注目を集めるかもしれないのですが、「必ずしも販売店のフロアに買い手が集まるわけではない」というのが柴田 氏の考えで、そういったモデルはロードスターやハッチバックのMAZDA3に全てを託しているのかもしれませんね。
ルーフラインだけでなく、ホイールベースも白熱した議論に?

実際に顧客からの意見などをフィードバックした上での考えなのかは不明ですが、これからの販売状況を見てオーストラリア市場では「どのCXモデルが売れるのか?」も経過観察していくとのこと。
そして、こちらも何とも興味深いのが「ホイールベースでも白熱した議論が繰り広げられた」ということ。
柴田 氏曰く、「CX-70のホイールベースも社内で激しい議論を引き起こし、CX-60のホイールベースはCX-80よりも短いが、CX-70に7人乗りの兄弟車であるCX-90とは異なるホイールベースを与えることを検討した」とのこと。
そもそもほぼ同じボディサイズのCX-70とCX-90をモデル分けする必要はあったのだろうか?

最終的に、マツダ・ノース・アメリカは影響力を行使し、CX-70とCX-90は同じ3,120mmのホイールベースを共有すべきだと主張したことで、この意見が通ったそうですが、この「影響力」が具体的に何を示しているかまでは不明。
柴田 氏は、「アメリカを中心に、アウトドアやアクティビティでの使用ニーズが高まっていることを踏まえ、これら4つのモデルをどう扱うかについて社内で非常に白熱した議論がありました」と付け加え、「CX-90と共通のCX-70のホイールベースを考えると、こちらの方が可能性が高いと考えました」とのことですが、そもそもサイズ感が同じ両車であれば、何れかに集約化して2列シートと3列シートのグレード展開すれば、ここまで複雑にならなかったのでは?と思ったりもします。
1ページ目:細部において、CX-60/CX-70/CX-80/CX-90を見分けるポイントは?
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Reference:CarSales




