トヨタ現行ノア/ヴォクシーが未だに抽選販売されるほど人気の理由は?ヴォクシー/ステップワゴン/セレナ(C28)を3台同時所有していたオーナーが考えてみる

ミドルサイズミニバンこそ、幅広い層に愛される車であり、モデル末期であっても売れ続ける貴重なカテゴリーでもある

日本のミドルサイズミニバン御三家でお馴染みとなる、トヨタ90系現行ノア (Toyota New Noah)/ヴォクシー (New Voxy)、ホンダ現行ステップワゴン (Honda New STEPWGN, RP型)、日産の現行セレナ (Nissan New Serena, C28)。

現在は全て売却していますが、以前はヴォクシー・ハイブリッド(HEV)S-Z・3列7人乗り[2WD]とステップワゴン e:HEV スパーダ・プレミアムライン (SPADA PREMIUM LINE)、そしてセレナ e-POWER ルキシオン (LUXION)を3台同時所有していました。

今思うと「とんでもないことをやっていたんだなぁ」と思うばかりですが、これらミニバン御三家で今もなお高い水準で売れ続けています。

そのなかでも、現行ノア/ヴォクシーは全く同じパワートレインで、グレード構成や内装も概ね同じなのですが、見た目が異なるだけでバランス良く高い水準で売れているのも凄いところ。

しかもノア/ヴォクシーは、2022年1月に発売されてから2年10か月以上も経過していて、1度も一部改良やマイナーチェンジなども実施されていないにも関わらず受注停止&抽選販売するほどに売れています。

一体なぜ、ここまで現行ノア/ヴォクシーが売れ続けているのか?実際にミニバン御三家を所有していた元オーナーが考察していきたいと思います。


ミニバンとてリセールは大事!実際にミニバン御三家を所有してみて改めて思う

まずは、ミドルサイズミニバン御三家を実際に所有してみて思ったことは、価格帯や走り、乗り味、予防安全装備など、総合的な評価を比較することも大事だとは思うのですが、やはり家族を支えるミニバンだからこそ「リセールは大事」だということ。

当ブログでは、できる限り同じ条件とするために、トヨタ現行ヴォクシー・ハイブリッドS-Z・3列7人乗り[2WD]、ホンダ現行ステップワゴン e:HEV SPADA PREMIUM LINE・3列7人乗り[2WD]、日産セレナ e-POWER LUXION・3列7人乗り[2WD]と全てハイブリッドモデルに統一。

ボディカラーも、トヨタとホンダは新色のブラック系なので正統派のブラック比較というわけではないのですが、できる限りブラックカラーに統一しました。

オプション関係も全てフルオプション仕様で、装備内容も可能な限り共通化するため、唯一オットマンが採用されていないセレナ (C28)に関しては、ディーラーオプションの外付けオットマンを追加装備し、後席用リアモニターももちろん全てディーラーオプションとして装着。

リセール率が最も良かったのはヴォクシー

そうなると、同じミドルサイズミニバンでも総支払額は若干の違いは出てくるのですが、全て同じ1年半所有で、走行距離も約1万km走らせた上で売却したときの売却・買取金額は、そのときの売却時期なども大きく影響するとは思いますが、なんやかんやで一番リセール率が高かったのはヴォクシーだったんですね。

ミニバン単体で一番売れているのはセレナ (C28)ではあるものの、ノア/ヴォクシーを合算した場合だとダントツで一番売れていることになるわけですが、その理由も「トヨタブランドからこそリセール率が良い」ということも大きく影響しているのかもしれませんね。

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