トヨタ現行ノア/ヴォクシーが未だに抽選販売されるほど人気の理由は?ヴォクシー/ステップワゴン/セレナ(C28)を3台同時所有していたオーナーが考えてみる

(続き)トヨタ現行ノア/ヴォクシーが高い水準で売れ続けている理由とは?

引き続き、ミドルサイズミニバン御三家を所有してみて、トヨタ現行ノア/ヴォクシーが売れ続けている理由について考えていきたいと思います。

トヨタ現行ノア/ヴォクシーの装備や考え方には中々勝てない

もう一つ、現行ノア/ヴォクシーが高い水準で売れ続けているポイントとしては、ステップワゴンやセレナ (C28)では採用されていない装備が充実していることや、ユーティリティ関係などの充実度が高いということ。

具体的な装備内容に関しては…

◇ユニバーサルステップがメーカーオプションとして設定されていて、おまけに安価

◇電動パワーテールゲートのオープン/クローズスイッチが、リアエンドではなくサイドに設けられていること

◇パノラミックビューモニター[PVM]に床下透過表示機能が備わっていること

◇予防安全装備Toyota Safety Senseの機能が充実していて、精度も高い
・プロアクティブドライビングアシスト[PDA]
・安心降車システムアシスト[SEA] 等


ユーティリティ関係も上手く考えられている

続いてユーティリティ関係ですが、上の画像の通り、センターシフト付近には、トレイ付きでスマホなどを仮置きできるスペースが設けられています。

トレイを外すと、上の赤丸のように傷がついてしまうのが宜しくないところですが、上手いことUSBポート(Type-Cの高速充電、Type-Aの入力端子)が2口設けられているのはグッド。

そして何気に嬉しい工夫が、3列目のシート座面を薄くすることで、シートを跳ね上げたときに2列目キャプテンシートをリクライニングしても干渉しないということ。

おまけに3列目の跳ね上げの際は、ベルトのフックを使って固定するのではなく、アタッチメントするタイプなのでとてもスマートなんですね。

この点はセレナ (C28)と大きく異なるポイントですし、ユーザー目線で上手く設計できているところだと思います。

こういった何気ない工夫やおもてなしの精神がトヨタの強みだと思っていて、仮にノア/ヴォクシーが車検を迎えるタイミングで、次のミドルサイズミニバンに乗り換えようと考えていても、「リセールも良かったし、ノア/ヴォクシーにもう一度乗ってみようかな」と考えるきっかけになっているのかもしれません。

ちなみに、現在はミドルサイズミニバンを所有していない私ですが、マイナーチェンジのタイミングでガソリンタイプのノア S-Z・3列7人乗り[2WD]の購入を検討しています。

1ページ目:現行ノア/ヴォクシーが売れ続けているのは、ステップワゴンやセレナ (C28)よりもリセールが高いことも影響している?

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