テスラ新型サイバートラックが納車されて僅か3日でオイル漏れ→販売店は「修理に1か月かかる」と回答。レクサスが2027年に次世代ピュアEV用の工場を中国に開設と報道
(続き)まさかのレクサスの次世代ピュアEVが中国製になる?
続いて、レクサスの次世代ピュアEVが2027年以降に製造・販売される計画が進められていますが、こうしたなか2027年頃に、中国・上海にレクサスの新工場が開設する計画にあることが明らかになりました。
この新しい製造施設は、この先10年末までに現地生産を倍増させることを目指しているトヨタの中国での事業拡大計画において重要な役割を果たすことになります。
ちなみに、この工場は一汽トヨタ(FAW Toyota)や広汽トヨタ(GAC Toyota)のような合弁企業ではなく、単独での新工場設立となるため、これにより、中国に工場を持つ最初の日本の自動車メーカーとなり、世界最大の自動車市場の重要性を強調することになります。
レクサスは中国での売り上げが好調のようだ
今回の報道では、工場に関する詳細な情報はほとんど明らかになっていませんが、日経アジアによれば、レクサスは2035年までに全世界での売上げの100%をEVにしたいと考えているそうで、その前の2030年までには100万台のEV販売を目指していることを報じています。
レクサスは2023年、中国市場において約18万台の新車を販売し、他の欧米自動車メーカーが苦戦するなか、レクサスは昨年比+3%増を記録しています。
2018年以前は、中国に製造拠点を設立したい外国の自動車メーカーは現地企業と提携する必要はありませんでしたが、今では合弁会社を組まなくても市場に参入でき、中国に工場を建設すれば、トヨタはEV製造に必要な「安価で熟練した効率的な現地労働力」の恩恵を受けることが可能になります。
また日経アジアは、上海工場でどのようなEVモデルが製造されるかまでは明らかにしていませんが、噂ではLF-ZCやLF-ZLコンセプトの量産モデルになるのでは?との情報もあるようです。
レクサスの次世代ピュアEVの発売延期が、中国工場開設の時期と一致している
このモデルについては、ギガキャストモジュラーフロント・センター・リア部分を特徴とする次世代EVアーキテクチャを基盤としていて、構造的に独立したフロント・リアセクションを使用することで、新しく改良されたバッテリーが利用可能になったとき、はじめて統合することが可能になるそうです。
ただ、レクサスの次世代ピュアEVの発売時期に関しては、2026年から2027年に延期されているため、この延期時期が中国拠点の工場開設時期と上手く一致していることから、中国での製造が最も現実的なのでは?という背景に至っています。
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