【徹底比較】ダイハツのフルモデルチェンジ版・新型ムーヴとライバルになるだろう、絶対王者ホンダN-BOXの方が優れているポイントは?
(続き)ダイハツ新型ムーヴより、ホンダN-BOXの方が優れているポイントは?
引き続き、ダイハツ新型ムーヴの発表・発売直前に伴い、軽自動車の絶対王者となるホンダN-BOXの方が優れているポイントを見ていきましょう。
マルチビューカメラの使い勝手の良さはメーカートップクラス
続いては、N-BOXに搭載されているマルチビューカメラシステムについて。
本機能は、カメラで映した周囲の映像をナビゲーション画面に表示し、ドライバーの死角を減らすことで運転負荷を軽減する機能。
画面に表示する映像は、車両の前後と左右のドアミラーに搭載した計4台のカメラで映し、前方左右を幅広く見渡す視界や、自車を上空から見下ろしたような視界など、合計8種類のビューを設定しています。
ただしこの機能、ノーマルボディのN-BOXでは設定できず、N-BOX Customとアウトドア志向のN-BOX JOYのみ設定可能なメーカーオプションとなるため、全グレードで設定できないのはちょっと残念なのと、Honda CONNECTナビ付となる8インチと9インチナビの2種類でしか表示できないのがちょっと残念(8インチと9インチ以外では連動できない)。
しかしながら、そんなマルチビューカメラシステムも、他メーカーに比べると「使い勝手はトップクラスに良く」、上の画像のようにワイパーレバーの先端に設けられているため、他の機能と押し間違えるようなことが無いのがグッド。
ダイハツのパノラマモニタースイッチはどこにある?
ちなみに、ダイハツの場合だと上の画像の赤丸部分がパノラマモニターになるわけですが、メーカーオプションのスマートパノラマパーキングも装備されるとなると、機能アイコンが2つ表記される上に、直感的にも分かりづらいんですよね。
もちろん慣れてしまえば問題ないとは思うものの、あくまでもカメラ画面の切り替えでの使い勝手の良さは、個人的にはホンダのマルチビューカメラの方が上だと思っています。
電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールド機能が全グレード標準装備されている
続いては、N-BOXではグレードに関係なく電動パーキングブレーキ[EPB]+オートブレーキホールド[ABH]機能が標準装備されること。
これはN-BOXの大きな強みだと思いますが、新型ムーヴの場合だと、廉価グレードLと訴求グレードXでは足踏み式パーキングブレーキが標準装備で、おまけにアダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付き)の設定は無し。
上位グレードGとターボ系のRSグレードのみ、EPB+ABHが標準装備、Gグレードだとアダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付き)がメーカーオプションとなってしまうため、この辺りは上手く価格帯を抑えるという意味でも優秀だと思いますが、ユーザーによっては「価格帯を抑えた廉価グレードLでも、EPB+ABHは搭載してほしかった」と考える方もすくなくはないかもしれません。
以上が、新型ムーヴよりもN-BOXの方が優れているポイントを紹介していきました。
現時点では、まだ触り程度の情報でしかありませんが、次回はもう少し踏み込んだ比較ができればと思います。
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