ランボルギーニ「ディアブロ/ムルシエラゴ」を生み出したデザイナーが、韓国・現代自動車(ヒュンダイ)の新世代EV「プロフェシー」を発表。何とステアリング無しでジョイスティック操作?!【動画有】
~ランボルギーニの元デザイナーが韓国製EVスポーツカーを提案~
例の社会問題の深刻化により、新型車発表やイベント自粛、更には外出自粛要請(外出禁止)なども出ているなか、韓国の自動車メーカー・現代(ヒュンダイ)自動車が新世代EV(電気自動車)コンセプトカー「プロフェシー(Hyundai Prophecy)」を世界初公開しました。
このモデルは、過去にランボルギーニに勤め「ディアブロ/ムルシエラゴ/ガヤルド」といった大人気モデルを生み出した最高設計責任者であるルク・ドンカーウォルク氏がデザインしたモデルであり、将来的にはこのモデルを市販化する考えを示しています。
~そのデザインはどこかで見たことがあるような…?~
スタイリングやデザインを見ていくと、どことなくテスラ「モデル3」のようなコンパクトでエントリーモデルっぽい雰囲気がありながらも、アウディ「TT」のような2ドア?風スポーツクーペのようなスタイリングで、走りの質感はそれなりにレベルが高そう。
スタイルベースはヒュンダイが過去に発表「45コンセプト」
サイドのスタイリングはこんな感じ。
ホイールベースは非常に長く、前後のオーバーハングも短めでスポーティな印象を受けますね。
このあたりの滑らかなスタイリングは、過去にヒュンダイが発表した「45コンセプト」からインスピレーションを受けた滑らかな4ドアクーペをベースにしているそうで、そういった部分もしっかりと敬意を表して採用しているのも大きなポイントではないかと思います。
プラットフォームは専用のElectric Global Modular Platfor(E-GMP)を採用しているとのこと。
その他の特徴的なポイントとしては、何とも攻撃力の高そうなプロペラ型の大口径アルミホイールを採用し、ドア開閉はロールスロイスと同じコーチドアを採用していますね。
そしてこの写真に写っている男性が、最高設計責任者であるルク・ドンカーウォルク氏。デザイナーだけあってかなりオシャレでスタイルも良いですね。
こちらはリヤデザイン。
ポルシェの旧型「911」っぽいリヤスポイラーを装着していますね。
こういったデザインは結構好みで、近未来的な要素にレトロチックな要素を組み込んでくる辺り、さすがは元ランボルギーニデザイナー。
実はフォルクスワーゲンやベントレー、アウディ、ジェネシスにも在籍していたこともあって、各方面の良いとこどりをしている可能性も高そう。
こちらがリヤテールランプ。
あまりにも造りが細かすぎて…ちょっとブガッティ「ディーヴォ」を想起させるような複雑さがありますね。
~一番の驚きは車内にステアリングが無いこと!~
こちらがインテリア。
シートレイアウトは4人乗りで、後席も結構広々としているそうです。
そしてこちらが運転席周り。
インフォテイメントシステムやダッシュボード上に設けられたディスプレイ等、非常にワイドで先進的ですが…なんと!ステアリングが無く、その代わりとしてセンターコンソールに謎のジョイスティックのようなものを発見。どうやらこれで運転操作を行うようですね。
理由としては、ドライバーのスペースを可能な限り広々とすることを目的にしているそうですが、運転操作に慣れずに使用したら即事故るでしょうね。
なお、このモデルに関する詳細なパワートレインは公開されておらず、今回はあくまでもデザインと機能性をメインに発表しているだけのようです。
【Walkaround: New Hyundai Prophecy EV Concept】
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Reference:CARSCOOPS