フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ヴェンザ(日本名:ハリアー)のリヤウィンカーの点滅ポイントが発覚!そしてボンネットの支柱は油圧ではなく”つっかえ棒”でコストカットしてるぞ【動画有】

2022-07-05

遂に新型ヴェンザ(日本名:ハリアー)のリヤウィンカーが点滅したぞ!

2020年5月18日、北米市場向けとなるトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ヴェンザ(Toyota New Venza、日本名:ハリアー)が世界初公開されましたが、このモデルのリヤウィンカー部分が遂に明らかになりました。

上の画像の赤丸部分にもある通り、リヤロアバンパーのリフレクター上部が点滅していることが確認できますね。

しかも豆球タイプではなくてLEDウィンカーなので古臭さはなくなります。

ただ…あまりにも低い位置にあるため、降雪地域などではリヤロアバンパーに雪が付着するのは当たり前ですし、これによってリヤウィンカーが見えないといった問題が出てくると思うので、この辺りはもしかするとマイナーチェンジのタイミングで位置変更してくる可能性も高そうですね。

そもそも何でこんな低い位置にリヤウィンカーを搭載したのか?

そしてこのリヤウィンカー位置は、新型ハリアー(New Harrier)でも同様のところに搭載されることになっているのですが、そもそもどうしてこんな低いところにリヤウィンカーを搭載したのか?が気になりますよね。

先日、いつもお世話になっているトヨタディーラーさんのご協力により、トヨタ本社さんに確認していただいたのですが、「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示第137条4の五」に記載される下縁の高さが地上高350mm以上となるように設けなければならないとのことで、これより低い位置になってしまうと保安基準を満たさない恐れがあるわけですが、トヨタはこれを狙って”車高を落とさせない”ようにしているとのこと(つまり改造させない)。

車内のナビゲーションディスプレイやドライブレコーダーとしても兼用できる前後方録画機能付きインナーミラーも同様ですが、トヨタとしては可能な限りカスタムできないようなモデルを今後ラインナップしていく計画があるようで、今回のリヤウィンカーもそれが目的になっているようですね。


現行モデルよりも値下げ→コストカットしているところも結構多い

続いて注目したいところはフロントボンネット。

何と新型ヴェンザでは、ボンネット支柱が油圧式ダンパーではなく、何とつっかえ棒(別名:エンジンフードサポートロッド/ボンネット支持棒など…)を採用しているんですね。

現行60系では油圧式だったと記憶していますが、今回のフルモデルチェンジによってこの部分がつっかえ棒にグレードダウンするのはちょっと残念。

現行モデルよりも値下げしている裏側には、こうした細かな部分でコストカットを図っているのではないかと思われますし、更によく見てみると、フロントフードの裏側はボディカラーと同色ではなく、未塗装のままになっているので、この辺りはちょっとチープに思えてしまうかもしれませんね。

但し、支柱部分がつっかえ棒になっているのは、あくまでも北米市場向けの新型ヴェンザなので、日本仕様の新型ハリアーでは、もしかすると油圧式を採用しているかもしれません(そう願いたい…)。

インテリアもコストカットしている部分は多いかもしれない

そしてこちらは内ドア部分。

内ドアパネルやダッシュボードには、可能な限り合成皮革が採用され、ハードプラスチックとは異なるアルミ調のオーナメントパネルが採用されていますね。

こういったところは高級感があるように見せていてトヨタの本気度が伝わってきますが、グローブボックスの蓋部分は合成皮革ではなくハードプラスチックのようにも見えますね。

トランクルームの実用性はかなり高そう

そしてこちらはリヤトランクルーム。

残念ながらフルフラットにはならないものの、ハイブリッドモデル特有の段差を設けたような武骨な荷室ではないのが高評価。

新型ハリアーも同様ですが、ガソリンモデルもハイブリッドモデルも荷室の容量は同じになっているとのことなので、利便性はしっかりと確保できているのではないかと思いますし、普通に車中泊しても問題は無さそうですね。

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