”ロシアのロールスロイス・ファントム”でお馴染みアウルス・セナートを過激カスタムしてみた。プーチン大統領公用車がこんな姿になってしまうとは…

2022-07-05

超高級リムジンがこの姿で公道走ってたら嫌でも道を譲りそうだ

先日、例の社会問題による肺炎のため、この世を去った志村けんさんの2003年式ロールスロイス・ファントム(Rolls-Royce Phamtom)が大きな話題となりましたが、今度は”ロシアのロールスロイス・ファントム”と呼ばれるアウルス・セナート(Aurus Senat)の過激カスタムモデルが大きな話題を呼んでいます。

ロシアの高級自動車メーカーでお馴染みアウルス(Aurus Komendant)・セナートといえば、同国ウラジーミル・プーチン大統領の専用公用車(リムジン)として発表され、その名を一気に知らしめることになりましたが、まさかこのモデルをドイツの名門チューナー・Larte Desing(ラルテ・デザイン)が、ここまでの過激なカスタムモデルを提案してくるとは予想もしていませんでした。

現時点では、まだ開発段階のレンダリングとなるため、実際に市販化まではしていないものの、いずれはワイドボディキットなどを市販化することも視野に入れているとのことで、実車でどこまでの迫力を見せるのか注目したいところです(プーチン大統領もいずれはこのカスタムモデルを見る日が来るのだろう…)。

改めてLarte Designが提案する新型セナートのカスタムモデルを次のページにて見ていきましょう(リヤデザインもとんでもないことになっています…)。


コンセプトを読み解くことの難しいスーパーオフロード風?

それでは改めてアウルス・セナートの過激カスタムモデルを見ていきましょう。

フロントヘッドライトやヴァーティカルスリットの入ったフロントグリルはそのままに、その顔つきはロールスロイス・ファントムを想起させるものがありますが、それ以外のフロントロアバンパー部分やフロントフード、更にワイド化された外付けリベット止めのオーバーフェンダーは全てカーボンファイバー製という本気仕様。

特にフロントフード部分はどういった形状になっているのか非常に気になるところで、マクラーレン・セナ(McLaren Senna)をモチーフにしたかのようなエクストリームさがありますね。

ちなみにマクラーレン・セナのフロントフードはこんな感じ。

センタースポーク形状の部分がオープンするタイプで、ほんの僅かながら荷物を収納をすることができるそうですが、このクルマはそういった実用性を一切無視していますので、収納スペースは”ほとんど無い”と考えた方が良さそう。

そしてこちらがリヤデザイン。

何とレクサスRC F/GS Fのような両サイド2本出しのクワッドエキゾーストマフラーをインストールしながらも、更にサイドマフラーを装備するというVIP仕様。

先ほどフロントから見た時のマフラー向きと、リヤから見た時のマフラー向きが異なっているので違和感がありますが、まだ開発段階でレイアウトも検討中であると考えておきましょう。

そして過激なフィン形状が追加されたリヤディフューザーもカーボンファイバー製で、過激なリヤウィングやダブルバブルルーフもカーボンファイバー製という贅沢仕様ですが、スーパーカールックなのかオフロードルックなのかちょっと方向性がよくわからない状態になっていますね(こういった迷走っぷりの漂うカスタムも嫌いではない)。

おまけに足回りはガッツリとリフトアップされていて、アルミホイールも22インチの大口径タイプを装着したダイナミック仕様になっています。

気になるパワートレインですが、特にエンジンチューニングも無い排気量4.4L ポルシェ製V型8気筒エンジン+電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載し、システム最高出力598ps/最大トルク880Nmを発揮。

直線性のパフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間が6秒、最高時速は250km/hにまで到達し、トランスミッションは9速AT、駆動方式は四輪駆動(AWD)を搭載します。

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Reference:CARSCOOPS