ホンダCR-V/シビック・タイプR/インサイトやプジョー308など計2万台超えの大量リコール。走行中にエンストやロアアームが適切に保持されず走行安定性が損なう恐れアリ

2022-07-06

最悪の場合、走行中にエンストして事故に発展する恐れも

ホンダCR-V/インサイト/シビック/レジェンドの4車種・計12,427台に大量リコール。

リコールの内容としては、低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって燃料により膨潤して変形することがあるとのこと。

そのため、インペラがポンプカバーと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがあるとしてリコールを届け出ています。

対象モデルをしっかりとチェックしていこう!

なお、気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故は発生していないものの、不具合は既に21件発生しており、市場からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[CR-V]
・DBA-RW1/RW1-1000013~RW1-1003202/平成 30 年 7 月 9 日~平成 31 年 1 月 8 日/3,190代

・DBA-RW2/RW2-1000101~RW2-1001857/平成 30 年 7 月 13 日~平成 31 年 1 月 7 日/1,757台

・6AA-RT5/RT5-1000025~RT5-1001456/平成 30 年 10 月 3 日~平成 31 年 1 月 8 日/1,432台

・6AA-RT6/RT6-1000023~RT6-1001244/平成 30 年 10 月 3 日~平成 31 年 1 月 14 日/1,222台

[インサイト]
・6AA-ZE4/ZE4-1000066~ZE4-1002943/平成 30 年 11 月 20 日~平成 31 年 3 月 12 日/2,878台

[シビック]
・DBA-FC1/FC1-1004851~FC1-1005747/平成 30 年 6 月 29 日~平成 30 年 9 月 28 日/897台

・DBA-FC1/FC1-1100001~FC1-1100530/平成 30 年 10 月 24 日~平成 31 年 1 月 12 日/530台

[レジェンド]
・DAA-KC2/KC2-1200646~KC2-1201165/平成 30 年 6 月 4 日~令和元年 6 月 28 日/520台

・DAA-KC2/KC2-5200002/平成 30 年 10 月 31 日/1台

改善措置としては、全車両、低圧燃料ポンプを対策品と交換するリコール作業を実施するとのことです。


欧州製造のシビックも走行中にエンストする恐れアリ

続いては、欧州製造のホンダ・シビック・ハッチバック/シビック・タイプRの2車種・計7,572台にリコール。

リコール内容としては、低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって燃料により膨潤して変形することがあるとのこと。

そのため、インペラがポンプカバーと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがあるとしてリコールを届け出ています。

対象モデルをしっかりとチェックしていこう!

なお、気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故は発生していないものの、不具合は既に64件発生しており、市場からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[シビック・ハッチバック]
・DBA-FK7/FK7-1010686~FK7-1013145/平成 30 年 8 月 21 日~平成 30 年 12 月 5 日/2,460台

・DBA-FK7/FK7-1100001~FK7-1102010/平成 30 年 12 月 7 日~平成 31 年 3 月 15 日/2,010台

[シビック・タイプR]
・DBA-FK8/FK8-1101369~FK8-1102374/平成 30 年 8 月 23 日~平成 30 年 12 月 4 日/826台

・DBA-FK8/FK8-1200001~FK8-1202276/平成 30 年 12 月 7 日~令和元年 9 月 13 日/2,276台

改善措置としては、全車両、低圧燃料ポンプを対策品と交換するリコール作業を実施するとのことです。

メンテナンスが不適切なために、走行安定性が損なわれる恐れも

最後は、プジョー2008/308/5008/シトロエン・DS4の4車種・計122台にリコール。

リコール内容としては、フロントサブフレームにおいて製造機器のメンテナンスが不適切なため、防錆処理が不十分なものがあるとのこと。

そのため、サブフレーム内部に腐食が発生し当該サブフレームが破損して、最悪の場合、ロアアームが適切に保持できずに走行安定性が損なわれるおそれがあるとしてリコールを届け出ています。

対象モデルをしっかりとチェックしていこう!

なお、気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故や不具合は発生しておらず、本国からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[2008]
・ABA-A94HM01/VF3CUHMZ6FY035788~VF3CUHMZ6FY043543/平成27年4月20日~平成27年5月1日/19台

[308]
・ABA-T9HN02/VF3LPHNYWFS050916~VF3LPHNYWFS076058/平成27年4月20日~平成27年5月1日/86台

[5008]
・ABA-T875F02/VF30E5FVAFS066456~VF30E5FVAFS069918/平成27年4月20日/3台

[シトロエンDS4]
・ABA-B7C5G01/VF7NX5GZTFY514848~VF7NX5GZTFY518364/平成27年4月20日~平成27年5月1日/14台

改善措置としては、全車両、フロントサブフレームを対策品に交換するリコール作業を実施するとのことです。

直近のリコール関連記事

Reference:国土交通省①国土交通省②国土交通省③