日産が公開した12車種のティーザー動画に登場する”M”って一体何?マイクラ/ムラーノ/マーチではなく、新興国向けのコンパクトSUV”マグナイト”の可能性【動画有】

2022-07-06

名称すら公開されなかった”M”の正体とは?

日産が2020年5月28日に発表した中期経営計画において、約6,700億円という巨額の赤字であったことを報告する一方、今後の商品ラインナップの効率化を図るため、ライフサイクルの短縮と車齢を4年以下にすることを明らかにしました。

そしてこの中期経営計画の最後のエンディング動画において、今後18か月の間で12車種を発売するモデルのティーザー動画が公開され大きな話題となりましたが、その中で唯一名称が明らかになっていないモデルが登場しています。

それが上の”M”と表記されたコンパクトクロスオーバーもしくはハッチバック風のモデルですが、トップルーフにはルーフレールとポールタイプのアンテナが装備され、フロントにはシャープなLEDデイタイムランニングライトが点灯しているのが確認できますね。

このモデルについては、ハッチバックモデルのマイクラ(Micra)やコンパクトモデルのマーチ(March)、SUVモデルのムラーノ(Murano)といった名称が挙げられていますが、恐らくこれらのモデルには該当しないある一部のエリアでしか販売されない全く新しいモデルだと考えられます。

そのモデルとは一体何なのか?


インド市場向けに商標申請も完了している新型マグナイトの可能性が高い!

改めて”M”のボディスタイルを見ていきましょう。

前述の通り、ルーフレールやポールタイプのアンテナ、少し突き出たルーフスポイラー、そしてコンパクトクロスオーバー風スタイルであることが確認できますね。

恐らくこのモデルは、インド市場などの新興国向けに発表・発売される新型マグナイト(New Magnite)だと思われ、既に”MAGNITE”ロゴも商標申請済みとなっています(日本では販売されないのが残念)。

マグナイトはロッキー/ライズを意識したAセグメントSUV

まだ日産は、正式に新型マグナイトの名称とデザインをプレスリリースしていませんが、上の通り既にティーザー画像は公開済みでそのスタイリングも一部明らかになっています。

ちなみに新型マグナイトは、新型ジューク(New Juke)/キックス(New Kicks)よりもコンパクトなエントリークロスオーバータイプで、日本市場でも大人気モデルとなっている5ナンバーSUVモデルとなるトヨタ新型ライズ(Toyota RAIZE)やダイハツ新型ロッキー(Daihatsu Rocky)、そして今後日本市場にも導入されるであろうホンダ新型WR-Vのような全長4,000mm以下の実用性を高める一台。

ルノー・クウィッド(Renault Kwid)と同じCMF-Aプラットフォームの更なる改良版となるCMF-A+プラットフォームを採用すると言われていて、ボディ剛性や乗り心地なども大幅に向上することが期待されています。

エンジンは1リッター直3ターボ採用との情報も

パワートレインについては、排気量1.0L HR10型直列3気筒ターボチャージャーエンジンを搭載し、最高出力100ps/最大トルク160Nmおよび117ps/170Nmの2グレードがラインナップされる予定となっています。

トランスミッションについては、タイ市場でも販売されている新型アルメーラ(Almera)と同じXtronic CVTとのことで、燃費も23km/L以上を実現するそうです。

こちらが12車種全てが並べられたティーザー映像の一部。

上のモデルは、左からアリア/アルマーダ/フロンティア/キックス/マグナイト/ナバラ/ノート/パスファインダー/キャッシュカイ/ローグ(日本名:エクストレイル)/テラ/フェアレディZという順番になり、赤丸の部分が新型マグナイトだと考えられます。

もう少し近くまで寄って見るとこんな感じ。

LEDデイタイムランニングライトは、新型キックスとほぼほぼ似たようなデザインであることから、この辺りのデザイン言語は新興国向けを意識しているのかもしれませんね(っというかロッキー/ライズにそっくり…)。

あとはL字型の車幅灯も点灯しているのが確認できますね。

発売時期については明らかになっていませんが、2020年内に登場することが濃厚と言われているので、もしかすると近日中に新たなティーザー画像が公開されるかもしれません。

その際にはすぐに当ブログにて展開していきたいと思いますので、気になる方は定期的なブログチェックをよろしくお願いします!

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