えっ、そうなの?マツダ新型MX-30が2020年内に国内市場で”ガソリンエンジン車”として発売へ。なお欧州市場はEVを優先する模様

2022-07-06

まさか新型MX-30からガソリンエンジンモデルが登場するとは…

マツダ初となるEVクロスオーバーモデルのMX-30が、欧州市場をはじめ日本市場でも年内に登場するとの情報でしたが、中國新聞の情報より、どうやら日本国内ではガソリンエンジン(GE)モデルを先行して販売することが明らかとなりました。

てっきりEVグレードしかラインナップされないと思い込んでいた新型MX-30ですが、EVモデルはもちろん販売予定となっているものの、それはあくまでも欧州市場での市販化を優先しているとのことで、日本市場はまずEVではなくガソリンモデルを優先して販売していくそうです。


ゆくゆくは日本市場でもEVは登場するものの、ディーゼルの設定は無し

RX-8以来のフリースタイルドア(観音開き)を採用する新型MX-30の注目度はそれなりに高く、しかし日本市場での価格帯やインフラ設備等が大きなネックになるだろうとは思っていたものの、まずは実用性を持ちつつ他車種との差別化を図りながら、徐々に浸透していくような形で販売するのではないかと予想されます。、

なお、ガソリンエンジンモデルが市販化される計画があるということは、マツダの専売特許でもあるクリーンディーゼルもゆくゆくはラインナップされる?と思いますが、意外にもディーゼルを採用する予定はないそうで、あくまでもガソリンとEVの二択になるそうですが、個人的には新世代マイルドハイブリッドシステムとなるSKYACTIV-Xのラインナップを期待したいところです。

欧州市場向けにラインアップされるEV仕様はこうなっている

欧州市場向けに販売されるモデルは、内燃機関を一切使用しない100%ピュアEV仕様で35.5kWhのバッテリーパックを搭載することにより、最高出力143ps/最大トルク265Nmを発揮。

航続可能距離は、WLTCサイクルモードにて約200kmと非常に少なく、あくまでも街乗りレベルのシティEVという扱いになりますが、欧州市場価格は約410万円からと非常に高額。

ホンダ初のピュアEVモデルとなるHonda eよりも高額になることを考えると、気軽に購入できる感じでもなく、それであればかなり価格帯の近いテスラ・モデル3(Tesla Model 3)を購入する顧客も登場しそうです。

既に日本国内では開発車両の目撃情報も

ちなみに新型MX-30の開発車両は、過去に広島県広島市南区の黄金山にて目撃されていましたが、もしかするとこのモデルはEV仕様ではなくガソリン仕様だったのかもしれませんね(テストカー撮影者のU様には事前に使用承諾済み)。

なお実車の外観をチェックしていくと、そのデザインはCX-4/CX-30のようなクーペSUVという滑らかなボディラインを採用し、魂動2.0のデザインアイデンティティを踏襲しつつも、EVモデル用にスタイリッシュにまとめられています。

電気自動車らしい控え目なシグネチャーウィングが特徴的で、シームレスタイプのLEDデイタイムランニングライトはどことなくマセラティ・レヴァンテっぽい気もしますね。

リヤデザインはこんな感じ。

フロント同様にマツダのエンブレムが外されています。

新型マツダ3(Mazda3)同様に、トップルーフのシャークフィンアンテナは排除され、このあたりは引き算の美学も採用する形でプリントアンテナに設定していると思われます。

あとは、リヤテールランプのサイズ感がフロントLEDヘッドライト並みに大きい気がしますね。

ウィンカーは、おそらく丸形テールライトの中心部分が点滅するものと予想されますが、CX-30同様に独特な点滅パターンを採用してくる可能性も高そうです。

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Reference:中國新聞