群馬県にてマツダRX-8が住宅に突っ込み、家の中にいた男性が死亡。容疑者は「ドライブをしていた」と説明しているが原因はなんだったのかを考える【動画有】

2022-07-07

もう住宅さえも安心できる場所ではないというのか…

2020年6月12日の午後11時50分頃、群馬県太田市にある住宅に、ブルーカラーのマツダRX-8が突っ込んでしまう事故が発生した模様。

この事故により、住宅に住む68歳の男性である三田達章さんが自分の部屋に居た際、車の下敷きになり死亡したとのことですが、「飛ばしやすい田舎道であったこと」や「大雨で路面がスリップしやすかったこと」、そして「住宅が平屋であったこと」が重なってこうした死亡事故に繋がってしまったのではないかと考えられます。

なお同居する35歳の男性にけがは無かったとのことですが、車両が突っ込んだ住宅を見る限り、RX-8が突っ込んだところは玄関もしくは裏口ではないかと考えられ、その奥には台所があることから、台所付近に35歳の男性が居座っていたのではないかと考えられます。


意外にも住宅に突っ込んだRX-8はそこまで致命的な損傷を受けていない

そしてこちらが実際に事故したブルーのマツダRX-8。

フロントは大きく大破していますが、エンジン部分まで損傷している感じではないことを考えると、恐らく住宅側もかなり脆い造りになっていた可能性が高そう(見るからに年期も結構入っている)。

そしてこの車を運転していた木戸和樹 容疑者(23)は、過失運転傷害の疑いで現行犯逮捕されていますが、今後は容疑を過失運転致死に切り替える方針で進めていくとのこと。

事故原因は不明ながらも、いくつか考えられることも?

そして今回の事故について、警察が容疑者に対して諸々の取り調べを行ったところ「ドライブをしていた」という情報以外は何も明らかになっていませんが、恐らくは大雨の中にて走行中に路面がスリップした、もしくは道が暗くて前が見えなかった、わき見を運転をしていたなどの意見もありますが、その中でナゼか注目されているのが「足元」。

一部カスタムが施されているRX-8ですが、タイヤが国産ではなく韓国製だから問題だったのでは?といった意見もあるそうですが、よくよく調べてみると、この個体に装着しているタイヤはROADSTONE(ロードストーン)と呼ばれるブランドで、韓国のタイヤメーカーであるネクセンタイヤ(NEXEN TIRE)の輸出用として主に欧州に向けられたハイブランドでもあります。

このブランドタイヤを装着しているのも中々に興味深いものがありますが、ROADSTONEはネクセンと異なって欧州車へのフィット感を強調させるタイヤでもあるため、欧州の御三家であるBMWやアウディ、メルセデスベンツでも愛用されるほどなんですね。

もちろんグレードによってもその性能は大きく異なると思いますし、車両によってマッチするものもあれば、マッチしないモノもあると思いますが、タイヤ溝も結構残っていますし、タイヤ減りもサーキットにて走行したような捲れ方をしていないので、そこまで過度な走りはしていないようにも感じたり…

これだけ充実したカスタムを施しておきながら事故するというのは非常に残念であり、人を殺めてしまった以上クルマがどうこう言っている場合ではないのですが、もしかするとわき見運転や居眠り運転といった運転技術以前の問題があった可能性も十分に考えられそうですね。

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