フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ハリアーの内装の評価は?シートのヨレやタッチパネルの操作などもインプレッションしていこう
新型ハリアーの内装をチェックしていこう
そしてここからは新型ハリアーの内装の質感をインプレッション(主に運転席周り)をしていきましょう。
センターシフトノブ周りはこんな感じで馬の鞍(くら)をイメージしたブラウンの合成皮革部分やセンターシフトブーツなど、大人っぽさと気品さに溢れているのではないかと思います。
先代の60系ハリアーでは、シフトノブがゲート式でシフトブーツを採用していなかったので、このあたりの進化はとてもうれしいところ。
こちらはセンターシフトノブよりも奥に設けられた電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールドスイッチ。
フルプラスチックでちょっとチープ感があるので、せめて一部メッキ加飾やシルバーのアクセントがあっても良かったかな?と思うほど。
あと、何でそんなに奥に配置したの?という疑問はありますが、おそらく一度操作したらほとんど操作することがないため、優先度的に低いと考えて奥に配置した可能性も。
手触りの良いポイントもいくつか発見
こちらはアシストグリップ。
車内の天井に設けられたグリップですが、かなりカタメではあるものの、手触りがツルッツルですんごく良いこと。
車種によってシボ調だったり合成皮革・本革などを使用するケースもありますが、これぐらいのシンプルな加工を施したぐらいがちょうど良いのかもしれません。
こちらはエアコンの吹き出し口周り。
シルバー加飾でシンプルですが、適度な高級感を演出していて良い感じ。
風向調整の持ち手の部分にもシルバー加飾が施されていますが、結構指紋が目立つので要注意。
グローブボックスは結構実用的で広々
こちらは助手席側にあるグローブボックス。
車検証や車両の取扱い説明書、そして前後録画用デジタルインナーミラー用のSDカードが収納されていますが、スペースは結構広いですね。
まだまだ余裕がありますし、もうワンセット分(車検証や取説など)ぐらい入りそうです。
内ドアトリムの質感も中々に高め
こちらは内ドアトリム。
フロントエンブレムでは採用されなかった鷹のマークこと”チュウヒ(宙飛)”ですが、こういった先代からの引継ぎによる内ドアへのエンボス加工は、ハリアーを乗り継いできたオーナーからすると嬉しいポイントではないかと思います。
少し雨で濡れてしまっていますが…運転席側のウィンドウスイッチやオーナメントパネル。
ヘアライン加工されたグレーウッド調のオーナメントパネルですが、手触りも良く高級感があります。
もちろん、助手席や後席の内ドア部分にも採用されているので、このあたりの抜かり目は無し。
ダッシュボードはまだまだ課題アリ?
そしてこちらはダッシュボード上部。
このあたりは企業努力が見られるポイントではあるものの、ソフトなシボ調プラスチックという見た目でちょっと損しているようで残念。
先述の通り、合成皮革に似せて柔らかい手触りになっているのですが、この辺りはグレード別でもう少し差別化しても良かったところかも?
シートの質感やヨレも見ていこう
続いてはシートのヨレ具合や質感を見ていきましょう。
運転席や助手席のシートは非常に肉厚な本革タイプで少しカタメですが、ホールド感がしっかりあって良い感じ。
ブラウンのカラードステッチも落ち着きがありますし、非常にキレイです。
ちなみに後席を見てみると…
何と…まだ誰も乗っていない左後席ですが、背もたれ部分にヨレがあるのを発見。
ちょっとこのあたりの完成度はトヨタらしくないかも?
ブラウンのセンターコンソールは雰囲気があってイイぞ!
こちらはセンターコンソールとZ”Leather Package”のみ装備されるシートヒーター&ベンチレーション(シートクーラー)スイッチ。
ブラウンの合成皮革の渋さの中に、チラッと見えるスイッチ類も中々にオシャレ。
その先にあるドリンクホルダーですが、後日ペットボトルやカフェのドリンクカップなどを置いてみて色々とインプレッションしていきたいと思います。
計算されたチュウヒマーク付きのフロアマット
最後はチュウヒマークのフロアマット(ディーラーオプション)。
夜になると、ブルーのアンビエントライトで更に存在感を引き立てるのですが、目に見えるところにチュウヒマークがあるというのはユニークで、これも中々良いアクセントになっているのではないかと思います。
以上が新型ハリアーの内装インプレッションとなりますが、細かい部分を見ていくと詰めの甘さはあるかもしれないものの、全体で見てみるとしっかりと高級感を演出しているのではないかと思います。
なお、私の新型ハリアーに関する納車後インプレッション/燃費/メンテナンス/維持費などのはコチラにてまとめております。