「強烈に臭いクルマ」として有名になった現代自動車(ヒュンダイ)新型パリセードが早くもマイナーチェンジ?悪いイメージを払しょくするために見た目から変えていく?
こんなリコール対策は今まで聞いたことが無い!
前回、韓国・現代自動車(ヒュンダイ)の新型フラッグシップSUVとなるパリセード(Hyundai New Palisade)のシートから”とんでもない悪臭がする”として、これを購入したオーナーのほとんどがクレームを起こすほどに大きな問題へと発展しましたが、これに対してヒュンダイがリコール対策を実施する考えを示しました。
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ヒュンダイが調査したところ、どうやら臭いの原因はイミテーションレザーであることが判明し、ナッパレザーを装備するリミテッドモデルとカリグラフィーモデルの2種類に限定されていることを明らかにしています。
そしてニオイが発生した原因についても、どうやらヒュンダイの製造工程において重大な欠陥があったそうで、これにより「にんにくやたまねぎ、人間の排泄物を混ぜたようなとんでもない悪臭」が漂い、乗員を不快な気持ちにさせていたそうです。
リコール対策「消臭スプレーで悪臭を除去!」
そして驚くべき点はここからなのですが、今回の悪臭に関するリコール措置として、ヒュンダイは「レザーシートのヘッドレストを取り外し、シートの柱穴に向けて消臭スプレーでシュッシュすれば大丈夫。うん、これで問題無しやで」と説明。
要は日本市場にて販売されているファブリーズ的なモノでシュッシュすれば問題解決と言いたいのでしょうか、これではそもそもの根本的な解決にはつながらないため(消臭効果が無くなればまた悪臭が広がる恐れもあるわけで…)、ヒュンダイは「もし消臭スプレーを使ってもニオイが除去できなければ、製造工程を変更した対策品のシートに交換する」と付け加えています。
うん…普通に考えて対象モデル全てを新品に交換するのがリコールだと思いますが、まさか第一段階としてファブリーズで消臭対策を取るとは…今まで聞いたことないようなリコール措置だと思いますが、日本であれば国土交通省が黙っていなさそう。