ホンダが2021年5月に工場停止を発表。新型ヴェゼル/フィット4/Nシリーズも半導体供給不足で納期遅れの対象に…減産は2万台超にも上る?
改めて自動車メーカーは様々な業界のサポートや力があってこそ成り立つ
今回の半導体不足に新型車の納期遅れは、ホンダだけでなく全ての自動車メーカーにいえること。
日産やホンダもこれ以上の経営難に陥りたくないという気持ちもある一方、日本経済を上手く回していくためにも、今回の半導体供給不足による工場稼働停止という判断は致し方ないことだと思いますし、何よりも先日の2021年4月26日より発令された第三の緊急事態宣言のタイミングもあってのことだと思いますから、こればっかりは国の判断に逆らうことも出来ないのが実情です。
なお自動車向けの半導体供給が不足している他の理由としては、今回のコロナ禍における自宅での自粛並びにスマートフォンの利用率が格段に増えることを見越して、ゲームやスマートフォン、通信基地局(5G)での半導体供給が優先されたため。
半導体不足に限らず、自然災害や雪害などで物流などがストップすると混乱状態に
こうして見ると、自動車メーカーに限ったことではありませんが、食品メーカーやスーパーなども、様々な業種(製造業・運送業等)が一つになることで成り立つわけですから、どれか一つでも欠けたり、崩壊してしまうとどれだけ致命的なことになるか…今回のコロナ禍や大雪による弊害などで身に染みた次第です。
なお今回の半導体供給不足は、日産やホンダだけでなく、フォルクスワーゲングループも2020年12月より、中国・北米・欧州での生産調整を行っていくと発表していたこともあり、そう考えると他の国内自動車メーカーも更なる減産を明らかにしていくのではないかと考えられます。
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Reference:日本経済新聞