フルモデルチェンジ版・ホンダ新型ヴェゼルの安全装備Honda SENSINGでこんなことが起きた。とある条件でヴェゼルが急加速…路外逸脱やクリアランスソナーの精度は?

引続きホンダ新型ヴェゼルのHonda SENSINGを評価していこう

新型ヴェゼルの前後方クリアランスソナーの評価はどうだ?

続いては、前後方クリアランスソナーの感度についてもチェックしていきましょう。

こちらも路外逸脱抑制機能同様に、新型フィット4から大きく改善しているように感じられ、特に「前後方に壁が無い」状態でも、誤検知することも無くなりました。

ちなみに「前後方に壁が無い」状態で誤検知するというのは、前回所有していた新型フィット4では、とある特定の「踏切」において(厳密にいうと「それなりに段差のある踏切」なのですが)、クリアランスソナーの警告音が鳴るタイミングが、段差の大きい踏切に進入してすぐ、「出口の段差のある踏切」を通過しようとするときなんですね。

これは必ずと言ってイイほどにセンサーが検知するのですが、もしかすると踏切の入り口の段差を下ったときに新型フィット4のフロントバンパー部分が少しだけ地面に向き、そのセンサーの先にたまたま踏切出口の段差部分が「壁」だと認識して、一瞬だけクリアランスソナーが鳴っていたのかもしれません。

踏切内でクリアランスソナーが鳴るのは心臓に悪すぎる

これは機能上致し方ないことなのかもしれませんが、踏切にいるなかで車内からいきなり警告音が鳴り、しかも至近距離レベルで警告音が鳴りっぱなしになるので、「えっ、もしかして何かにぶつかった?」と不安になってしまうんですね。

これを誤検知と呼ぶにはちょっと乱暴だと思うかもしれないですが、ホンダとしてはこのあたりのクリアランスソナーの検知精度を新型ヴェゼルで改善してきた可能性があり、新型フィット4の例のように踏切での警告音とドライバーのパニックを解消するために細かな評価が行われた可能性が高そう。

今回はピンポイントで「入口・出口の段差の大きい踏切」と限定していますが、こういった道路はいくつもあると思うので、もしかしたら私が住んでいる地域以外でも発生しているかもしれませんね。


新型ヴェゼルの渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)は課題有り?

最後は渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)についてですが、既にSNSでもちょっとした話題になっていますが、実はこの機能を何度か使用してみて、「とある条件」になったとき、いきなり設定速度以上の速さで急加速し、前方車両との車間距離が極端に近くなる例が2度ほどありました。

ちなみにACCの機能とは、高速道路や自動車専用道路などにて先行車がいない場合は設定した速度を自動で維持し、先行車がいる場合は自動で加減速し、適切な車間距離を保つよう支援する機能なのですが、後者の先行車がいる場合に、速度90km/hぐらいにて走行していたところ、とあるタイミングにていきなり100km/h以上の速度となり、前方車両との車間距離が一気に近づいたことがありました。

もしかすると追い越し車線の車両の速度も検知している?

具体的な例としては、高速道路にて前方車両との車間距離を一定に保ちつつ、概ね90km/hぐらいにて走行していたのですが、追い越し車線からジワジワと追い越していく車両が。

おそらくは100km/h以上の速度にて追い越していったものと予想されますが、新型ヴェゼルはこれを検知してしまったのか、速度が100km/h以上になり、前方車両の有無に関わらず一気に加速することがありました。

こういった例が2度発生したことがあったため、一度ホンダディーラーにも確認してみたところ、新型ヴェゼルのACCはカメラにて検知されるのですが、カメラの広角や基本精度は新型フィット4と変わらずではあるものの、ちょっとしたシビアなポイント?(精度?)を新型ヴェゼルで細かく調整しているとのことで、もしかするとそのシビアな調整が影響したのかも?とのこと。

確かに新型フィット4ではそういった例は起きなかったので、特に大きく気にはしていませんでしたが、ホンダディーラーも一度メーカーに確認していただけるとのことなので、GW明けには何かしらの回答が頂けるかもしれません。

その際は、当ブログにて可能な限り早く展開していけたらと思います。

ホンダのフルモデルチェンジ版・新型ヴェゼルに関するインプレッションや維持費、トラブルなどは、コチラにて全てまとめております。

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