(米)ホンダの記念すべきピュアエレクトリックSUVの名称が「プロローグ(PROLOGUE)」に決定!なお2024年までにアキュラ新型ピュアEV・SUVも登場予定

ホンダの北米市場向け新世代ピュアEV SUVは2024年に発売予定

ホンダといえば、2021年4月19日に開催された中国・上海モーターショー2021にて、新世代ピュアEVクロスオーバーのHonda SUV e:Prototypeを発表し、2022年春頃には量産モデルを販売することを公式アナウンスしましたが、その一方でアメリカ部門では、Honda SUV e:Prototypeとは異なる新たなピュアEVクロスオーバーに関する新たな概要を明らかにしました。

▽▼▽関連記事▽▼▽

2021年6月28日のホンダアメリカ現地法人であるアメリカン・ホンダモーターの公式プレスリリースより、「Hondaブランドから発売予定の電気自動車(EV)最初の量販モデル」となる、新世代ピュアSUVの名称が「プロローグ(PROLOGUE)」になると正式に発表。

「プロローグ」とは”序章”を意味しますが、まさにその名の通り、ここからアメリカ市場向けの100%電気SUVがスタートし、2040年までにはEV・FCVの四輪販売比率100%を目指すとのこと。


新型プロローグの内外装デザインはまだ明らかになっていない

こちらが実際にアメリカン・ホンダモーターが公開したプロローグ(PROLOGUE)の名称ロゴ。

ホンダ曰く、2024年初めに北米におけるEV量販モデルの第一弾としてこのモデルが発売されるとのことですが、プレスリリース時点では、コンパクトSUVとなるのか、ミドルサイズSUVとなるのか、それともフルサイズSUVとなるかまでは明確になっていません。

とはいえ、ターゲット国がアメリカ市場であることを考えると、コンパクトSUVの需要はそこまで高いものではなく、CR-VのようなミドルサイズSUVの需要が高いことから、同車の置き換えモデルとして登場する可能性が高そう。

なおホンダが今回明らかにした発信骨子は以下の通りで、ホンダだけでなく北米ブランドのアキュラからも、2024年中にピュアEV SUVが発表されるそうです(発売と記載していない辺り、2025年以降の発売が濃厚?)

◇2021年4月の三部敏宏社長就任会見のとおり、2050年にHondaが関わる全ての製品と企業活動を通じたカーボンニュートラルを実現するため、北米地域においても、2040年までにEV・FCVの四輪販売比率100%を目指す

◇2024年初め、北米におけるEV量販モデルラインアップの第1弾として、Hondaブランドから高い競争力を持つSUV「プロローグ」を発売

◇2024年中には、AcuraブランドからもEVのSUVを発表

◇いずれのモデルも、ゼネラルモーターズ社(GM)の「アルティウム」バッテリーを採用した両社共同開発のモデルとなる

◇今回発表する2つのモデルに加え、今後さらにHondaが開発を主導する新EVプラットフォーム「e:Architecture」を採用したモデルを2020年代後半に投入予定

via:Honda

ホンダは既にピュアEVシティコミューターのHonda eを発売済だが?

なおホンダとえいば、日本市場や欧州市場を中心としたピュアEVシティコミューターのHonda eを発表・発売済ですが、中国にて発表されたHonda SUV e:Conceptや今回のプロローグの影響により、かなり影が薄い存在になってしまったことは確か。

っというのは、中国市場ではHonda SUV e:Conceptを「HondaブランドのEVの象徴的なモデル第1弾」と表現し、更に今回のプロローグも「EVラインアップの第1弾」と語っているあたり、Honda eって一体何だったの?という疑問も。

恐らく「各国市場のピュアEV第1弾」という風に認識はしているものの、日本でも大々的に取り上げられたHonda eも公道ではほとんど見かけることは無く、その理由には航続可能距離の少なさ(WLTCモードで259km~283km)が影響し、自身が把握しているマイナールート(国道だと渋滞時にバッテリーが一気に減っていくという恐怖もある)だけを走行している可能性もあり、ちょっとした街乗り程度で車両本体価格451万円~495万円という金額を支払うのは勿体ないと考えている人も多いのかもしれません。

☆★☆ホンダ関連記事5選はコチラ!☆★☆

Reference:Honda