シカゴモーターショー2021にて、北米仕様のトヨタ新型カローラクロスやレクサス新型IS500 F SPORT Performance/フルモデルチェンジ版・新型NXが特別出展へ

本来であれば毎年2月に開催されていたシカゴモーターショーだが、2021年は7月に延期された

昨今の諸事情により2021年7月15日に延期されたアメリカ・シカゴモーターショー2021にて、トヨタ並びにレクサスの北米部門は、新型カローラクロスとビッグマイナーチェンジ版・新型IS500 F SPORT Performance、そしてフルモデルチェンジ版・新型NXの実車を特別出展することを明らかにしました。

何れも北米市場向けとしてラインナップされる特別なパワートレインを持ち、日本市場での導入については明らかになっていませんが、将来的には特別仕様車もしくはマイナーチェンジのタイミングにて導入されることを期待したいところ。

早速、北米市場向けとして販売予定のトヨタ/レクサスの新型車をチェックしていきましょう。


北米市場向けの新型カローラクロスは、ガソリンエンジンのみをラインナップ

まずは新型カローラクロスから見ていきましょう。

日本市場向けも2021年9月14日より発売予定ですが、トヨタディーラーに配信されている資料によれば、カローラクロスではなく「カローラSUV」という仮称が付いています。

▽▼▽関連記事▽▼▽

日本市場向けも共通名称「カローラクロス」として登場するかは不明ですが、現時点で明らかになっているのは、タイ市場向け同様に排気量1.8L 直列4気筒自然吸気エンジンのガソリンモデル(2WDのみ)と、同エンジン+電気モーターを組み合わせたハイブリッドモデル(2WD/E-Four)の2種類がラインナップ予定となっています。

CセグメントSUVながらも、最小回転半径は5.2mとクラストップ

新型カローラクロスは、C-HRとRAV4の中間的な立ち位置となるCセグメント&オフロードSUVで、プラットフォームはカローラシリーズと同じTNGA-Cを搭載。

「COROLLA MEETS SUV」をコンセプトに、顧客の期待を超える車格感を備えた力強さを感じさせるエクステリアに加え、使い勝手の良さを両立した新世代SUVということで、CセグメントSUVながらも最小回転半径は5.2mというのも魅力的です。

エンジンはRAV4/ハリアーのガソリンモデルと同じ2リッター直噴エンジン

ちなみにパワートレインは、日本市場向けとは異なる排気量2.0L 直列4気筒ダイナミックフォースエンジンを搭載し、最高出力169hpを発揮、トランスミッションはダイレクトシフトCVTのみをラインナップします。

ハイブリッドシステムは一切搭載せず、ガソリンのみでのラインナップはアメリカ市場特有だと思いますが、ベースとなるエンジンはRAV4/新型ハリアー(New Harrier)のガソリンモデルと同じになります。

インテリアも実はタイ市場向けと異なる

インテリアはこんな感じ。

シートはSofTex仕上げの合成皮革で、運転席にはランバーサポートと10way式電動パワーシートが装備されます。

そして個人的に最も驚いたのは、タイ市場向けでは足踏み式パーキングブレーキを搭載していたにも関わらず、北米市場向けは何と電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールドを搭載していること。

これはちょっと意外と言いますか…今のところ日本市場向けがどのような仕様になるかは明らかになっていないものの、個人的には電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールドは設定してほしいと思うところです。

▽▼▽関連記事▽▼▽

この他のユーティリティ関係としては、Remote Connectや9スピーカーのJBL製サウンドシステムを備えるAudio Plusマルチメディアが採用されます。

あとは7インチのマルチインフォメーションディスプレイと、8インチのマルチメディアタッチスクリーンがオプションにて準備され、AppleCar PlayやAndroid Autoコネクテッドサービスにも対応しています。

この他、レクサス北米より特別出展される新型IS500 F SPORT Performanceローンチエディションや新型NXは、以下の次のページにてチェック!