【インテリア編】フルモデルチェンジ版・トヨタ新型アクアを見てきた!後席の広さは新型フィット4/ノートe-POWERに比べてどうだ?残念なポイントも…

2021-07-24

引続き新型アクアのインテリア(内装)をチェックしていこう

引続き、トヨタ新型アクアのインテリア(内装)を見ていきましょう。

ここからは運転席周り。

ステアリングホイールは新型ヤリス(New Yaris)からの流用で、センターインパネ上部に設けられたフローティングタイプの10.5インチディスプレイオーディオはZグレードのみ標準装備。

但し、ディーラーオプションとなるT-Connectナビを設定しないとナビゲーション画面に切り替えることができないのが非常に残念で、そういった機能も標準装備して貰えたらなぁ…というのが正直なところ。

ただその一方で、投影式のヘッドアップディスプレイがメーカーオプションにて準備されているのですが、このクラスでヘッドアップディスプレイの設定があるのは新型アクアぐらいではないかと思います。

メーター類はこんな感じ。

中央に4.2インチのTFTマルチカラーディスプレイを搭載し、両サイドにはデジタルメーターを搭載(左側にはインジケーターとシフト情報/右側には速度と燃料メーター)。

光りの反射の関係で少し見づらいですが、運転中に光が差し込むことはほとんどなく、速度情報などは非常に見やすいのですが、中央の4.2インチには情報が詰め込み過ぎて字も小さく見づらいというのが正直なところです。

そしてこちらが10.5インチのディスプレイオーディオ。

T-Connectナビキットが搭載されていなかったため、ナビ画面に切り替えることはできませんでしたが、ディーラー曰くナビ画面は一画面に設定することが可能とのこと。

そしてフローティングタイプではあるものの、こちらも光の差込による見づらさというのは特に無かったです。


インテリアの細部も見ていこう

センターコンソール&センターアームレストはこんな感じ。

G/Zグレードのみ標準装備となりますが、スライド機能がなく、調整ができないのはちょっと残念なところかも(ホンダ・フィット4はスライド機能有り)。

運転席周りのダッシュボードはこんな感じ。

シボ調のハードプラスチックや合成皮革のアクセントが加味されるなど、適度な質感向上が見られますし、その周りにマットシルバーっぽいオーナメントパネルが使用されるなど新型アクアらしい独自の世界観を演出しています。

プリウスと同じ電子式センターシフトの使い勝手はどうだ?

続いてはインパネ周りを見ていきましょう。

10.5インチディスプレイオーディオが搭載されると、エアコンやディスプレイスイッチのレイアウトが変更され、静電式タッチパネルではなく物理スイッチなので操作性は十分高めだと思います。

そして個人的に気になっていたプリウスと同じ電子式センターシフトですが、やはりシフトレバーがかなり短いので、駐車する際にDレンジからRレンジに切り替えるときは目測を誤りやすく、ちょっと使いづらいという印象でした(もちろん使い慣れれば問題ないとは思います)。

あとは電子式シフトの左隣りに”DIRVE MODE”や”EV MODE”といったスイッチが設けられていますが、こちらは特に使いづらいといったことは有りませんでした。

新型アクアより採用された日産eペダル風の「POWER+」の強力な回生ブレーキですが、こちらはeペダルほどの強力なブレーキではなく、”B”レンジシフトに入れた時のナチュラルな減速に近い印象です(フットブレーキはほとんど必要なかったので結構便利だった)。

センターコンソールの使い勝手も中々に良さそう

そしてこちらはセンターコンソール部分。

スライド式のトレーが設けられ、”AQUA”のエンボス加工が特別感を与えています。

これをスライドさせるとこんな感じ。

USB Cタイプと従来のUSBポートがそれぞれ1口ずつ設けられ、スマートフォンの充電も可能になります。

スマホ充電用のスペースの手前には、縦2列のドリンクホルダーが設けられ、更にその手前にはフロントシートヒーター用のスイッチが設けられています。

フロントアッパーボックスの使い勝手は?

そして個人的に気になっていた助手席側のフロントアッパーボックスですが、こんな感じでダークネイビーの合成皮革で質感高め。

アタッチメントは無しのようですが、こんな感じでオープン。

奥行きとしてはこんな感じでそこまで深くは無い印象です。

一応このアッパーボックスにディーラーオプションのCD/DVDデッキを搭載するとのことですが、そうなるとティッシュボックスが置けなくなるのがちょっと不便ですね。

その下のグローブボックスはこんな感じ。

車検証や取り扱い説明書などを入れたらほぼパンパン状態。

ちなみにグローブボックス用のルームランプは搭載されていませんでした。

後席エリアも見ていこう

続いては後席を見ていきましょう。

後席の内ドア部分はこんな感じで、フロントの内ドアとは異なり、艶有りブラックのオーナメントパネルは無し。

サイドウィンドウ周りもハードプラスチック仕上げで、ウィンドウレバーもメッキ加飾などはありません。

後席の座り心地や足元のスペース・広さはどうだ?

そして後席シートも見ていきましょう。

フロントシート同様に、着座部分はファブリックでサイドは合成皮革。

座り心地としてはフロントに比べてカタメで、中央には格納式のセンターアームレストが装備(ドリンクホルダー付き)。

そして後席に座っての印象としては、身長182センチの私だと拳1個分入るかどうか…といったところです。

なお後席の広さとしては、新型ヤリスに比べたら広々としていますし、頭が天井に当たることも無いのですが、競合となるであろうホンダ新型フィット4(Honda New FIT4)/日産の新型ノートe-POWERに比べると「狭い」のが正直な感想です。

以上が新型アクアのインテリアインプレッションとなりますが、Bセグメントハッチバックという立ち位置上、やはりチープにするところそうでないところのメリハリがはっきりしているので、そういったところは好印象だと思います。

ただ、フィット4/ノートe-POWERといった競合モデルが存在するなかで、やはり電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールドが搭載されていないのはちょっと残念なところです。

▽▼▽新型アクアの試乗記事はコチラ!▽▼▽

フルモデルチェンジ版・トヨタ新型アクアの関連・最新記事は、コチラにてまとめています。

☆★☆新型アクア関連記事5選はコチラ!☆★☆