国内初スパイショットされた日産の新型フェアレディZ(新型Z)。ナンバーの装着位置など細部をチェック!そしてZ34前期が遂に販売終了

今回の新型フェアレディZの国内初スパイショットで新たな発見も

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少し話は逸れてしまいましたが、続いては日産の新型フェアレディZのリヤビューも見ていきましょう。

Z32譲りの水平基調のテールランプや、ちょっと控え目ながらも初代S30モチーフのトランクスポイラーも装備。

そしてリヤテールゲートには”Z”のバッジを貼付、左側のタイヤには白い数字が付いていることからプロトタイプ車両であることも確認できます。

前回のブログでもチラッとだけご紹介しましたが、新型フェアレディZの下回りがスパイショットされたのは今回が全くの初めて。

そのため、排気レイアウトやリヤディフューザー、コンパクトなタイコなども確認することができるのですが、黄色矢印にもある通り、意外にも排気レイアウトは1本に集約されているわけではなく、この点はZ34前期からの流用?ということも考えられそう(足回りもZ34前期に結構似ている)。


前期型からの流用でコストを極力抑え「手が届くスポーツカー」に

量産モデル

なお新型Zは、フルモデルチェンジ(Z35/400Z)扱いではなく、ビッグマイナーチェンジ扱いとなるため、厳密にはZ34後期ということに。

エンジンもV37スカイライン(V37 Skyline)のV型6気筒ツインターボエンジンを搭載しているのに、どうしてビッグマイナーチェンジなの?という疑問もあると思いますし理由は様々あるのですが、可能な限り前期もしくは他車から流用できるパーツを採用してコストを最小限(北米仕様向けは4万ドル/約440万円からとも噂されている)にしていると思われ、内田誠CEOが掲げる「ちょっと頑張れば手が届くスポーツカー」というコンセプトが実現できているのかもしれません。

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日産はちょっとした遊び心とオシャレ要素も忘れない

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改めて新型フェアレディZのリヤデザインを見ていくと、上の赤矢印にもある通り、確かに新生NISSANエンブレムは平面ではなく、しっかりと奥行きがありますし、リヤテールゲートをオープンするためのスペースも確保されていますね。

実はこの赤矢印部分がトランクドアを開けるためのスイッチが隠されているので、こういったスマートなデザインを採用してくるあたり、日産のちょっとした遊び心と新型Zにかける強い想いが伝わってきます。

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遂にZ34前期が正式に販売終了!

そして日産の公式ホームページを見ていくと、遂にZ34前期が正式に販売終了となりました。

上の赤四角にもある通り、「こちらに掲載のフェアレディZのオーダーは終了させていただきました。」と記載されているのが確認できますね。

2021年冬より発売スタート予定となっている新型フェアレディZですが、事前情報によれば2021年11月頃に予約予定とは聞いているものの、昨今の諸事情による部品供給不足や、半導体の供給不足で生産が不安定な状況が続いているため、もしかすると予約・販売時期がずれ込むことも考えられるかもしれませんね。

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