一体これで何例目?フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ランドクルーザー300がまたも大事故で大破。場所はおそらく中東…納期は既に5年以上といった情報も

日本国内では長納期問題が続く中、海外では納車されたトヨタ新型ランドクルーザー300の事故が多数

ちなみにこちらは、2021年8月に発売されて2週間も経たずに横転事故を起こしたトヨタ新型ランドクルーザー300。

ドライバーは22歳の男性で、首をケガするレベルの軽傷だったそうですが、なぜこのような横転事故が起きたかは不明です。

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そしてこちらは、発売後僅か2日後に事故したという新型ランドクルーザー300。

長納期問題で部品の供給が間に合っていない一方、修理・交換パーツの供給も遅れているとの情報もあるぐらいですから、いわゆる納車後のアフターサービスでも納期面で悩まなければならないのが大変なところです。

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部品供給不足や半導体不足、昨今の世界情勢の問題が重なり、納期5年以上という説もあり得るかもしれない

そんな長納期が続く新型ランドクルーザー300ですが、国内自動車情報誌ベストカーさんの報道によると、2022年2月初め時点での同車の納期は4年~5年以上とのことで、更に推定受注累計は約3万台に到達しているとのこと。

これはトヨタ公式が発表したものではなく、あくまでもベストカーさんが独自で調査した内容となりますが、今回の報道が仮に事実だったとして、先日の「マンパワーによる現実に即した生産計画」が進められる場合、更に長納期化することは避けられないところ。

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納期4年以上ということは、「最低でも4年間は一部改良やマイナーチェンジの予定はない」ということも考えられる?

そしてこれはちょっとユニークな内容ですが、ベストカーさんの独自取材により、「どうして長納期化している新型ランクル300の受注を続けるのか?ユーザーはなぜキャンセルしないのか?」をピックアップ。

2021年11月に発売されたフルモデルチェンジ版・レクサス新型NXは、僅か3か月後となる2022年2月時点で受注を一旦停止するほど。

これは、2023年3月に一部改良を控えているために、長納期化と生産調整の兼ね合いによることから受注を一旦停止しました。

しかしながら、新型ランクル300が受注を一旦停止しないというのは、「一部改良しなくとも十分売れる」ことを意味していて、その結果として5年以上の長納期に繋がっているのだと考えられます。

また新型ランクル300のキャンセルがほとんど発生しない理由については、ベストカーさんによると「ランクル300クラスになってくると、ユーザーの多くが年収2,000万円以上の高所得者なので、複数の車を所有していることから、納車待ちがあまり苦にならない」ことから、キャンセルしないとのこと。

つまり、約3万台の先行予約のうちの多くが年収2,000万円以上とのことですが、これについては具体的な統計を出したわけではなく、ディーラー側やメーカー側もデリケートな個人情報を提供することは考えにくいため、おそらく推測の範囲ではないかと考えられます。
※参考までに、厚生労働省が平成31年に発表した「2019年国民生活基礎調査の概況」によると、年収2,000万円以上の世帯割合は全国にわずか1.2%(約150万人)。

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Reference:Bestcar, 厚生労働省