米フロリダにて、業者が日産スカイラインGT-R R34やS15シルビアといった日本製(JDM)スポーツカー400台を不正輸入したとして取消し→但し盗難被害を受けたオーナーの元へ返却されるかは不明

2022-03-24

過去にアメリカへと不正輸入された”盗難車”と疑わしきJDMスポーツカーたちが、アメリカ政府によって押収→競売に出品されたことも

こうした問題は既にいくつか取り上げられていて、例えば2021年9月に日本からアメリカへと不正輸入された日産スカイラインGT-R R34(Nissan SKYLINE GT-R)やS15シルビア(Silvia)といったネオクラシックカーが、アメリカ政府によって押収 → 国として競売へと出品された経緯がありますが、アメリカ政府は「なぜアメリカへと不正輸入されたのか」「不正輸入された車両はどこから来たのか(盗難車?)」「競売で得られた収益はどこにいくのか?」などは一切公表しなかったそうです。

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「盗難車を販売した」と疑いのあるJ-Spec Auto Sportsのその後の進展もなし

あとは、アメリカのカーショップJ-SPec Auto Sportsが「日本製スポーツカーを盗んで不正にアメリカへと輸入・販売した疑いがある」として大きく取り上げられましたが、その後の調べは一切進展することなく、盗難被害を受けた車両が日本人オーナーの元に戻ることもなく販売が継続されています。

この件に関しても、NHTSAを始めアメリカ政府は関与していない可能性がありますが(関与したくない?)、今回の報道のように「約400台の不正輸入が確認されたあとはどうなるのか?」といった”その後”のこと、そしてその車両の中に盗難車は含まれていないのか?なども調査していくべきではないのか?とも考えたり(不正輸入するのであれば、そういったグレーな理由があることも考えられる)。

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ちなみに先ほどの約400台の不正輸入に関する問題をもう少し詳しく見ていくと、当局の調査結果より、どうやらSoho Alliance LLC、Soho Imports LLCやJ-Spec Garage LLCなど、いくつかのカーショップが2014年~2020年の間にフロリダへと違法に輸入していたことが判明。

The Gentleman RacerのMichael Satterfieldが輸入記録を細かく調査した結果、今回の不正が発覚したわけですが、先ほど挙げたカーショップのオーナーであるAndres DiazとNicole Chiongによって所有および運営されており、過去に文書改ざんなどの疑いで起訴されたこともありますが、恐らく今後もこのようなことが繰り返される恐れが有ります。

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Reference:CARSCOOPS, The Gentleman Racer