転売・輸出禁止の誓約書は無意味?フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ランドクルーザー300とレクサス新型NXが次々中古車サイトにて転売
引き続きトヨタ新型ランドクルーザー300/レクサス新型NXの中古モデルをチェックしていこう
最上位グレード・ディーゼルGR-Sでも新車価格の2倍以上
続いては、2022年式で2022年4月に納車された可能性の高いトヨタ新型ランドクルーザー300のディーゼルGR-S×プレシャスホワイトパールをチェックしていきましょう。
走行距離は63kmとほとんど走られておらず、装備内容も非常に充実していることから、恐らくおそらく即転売された可能性が高そう。
中古販売価格は1,630万円/総額1,650万円と、新車価格の2倍以上となっていますが、果たしてこの金額でも購入するユーザーが現れるのかは不明。
なおGR-Sグレードが2,000万円以上にて取引されている例は未だなく、改めてガソリンZXのプレミア価値の高さがよくわかりますね(販売ページはコチラ)。
同じ販売店からもう一台のディーゼルGR-Sが出品
そして3台目の中古車両ですが、こちらも2台目のディーゼルGR-Sと同じ仕様で、且つ同じ販売店から出品された個体となります。
年式は2022年式で、走行距離は僅か10kmのみ、そして車検有無が2025年5月とのことから、納車されたのは2022年5月で1か月経たずに転売。
改めてこうして見ると、「新車購入前の誓約書の意味って何だったんだろう」「本当に欲しいと思っているオーナーのもとに納車されない」というのが実情。
今後更に納期が延びる恐れのある新型ランクル300やレクサス新型LX600ですが、今回の転売はまだまだ序章に過ぎないと考えられ、今後更に高額値で出品されることも考えられるかもしれません。
レクサス新型NXも一気に中古モデルが増えてきたな…
続いては、転売・輸出禁止に関する誓約書へのサインは無いものの、既に納期1.5年以上となっているレクサス新型NX。
中古車サイト・カーセンサーでも、新車価格+オプション+諸費用の総額より高額値で転売されている個体がほとんど。
なかには「少し控え目のプレ値」で販売されている個体もありますが、それでも新車価格以上というのも昨今の諸事情による部品供給不足や、半導体の供給不足による新車の長納期化と中古車バブルが影響しているから。
今回出品されている中でも最も安価なNX350 F SPORT(4WD)でも、新車価格の599万円(10%税込み)よりも200万円以上高い800万円以上にて販売。
総額1,000万円にて転売されている新型NX350 F SPORTも
そしてTRDフルエアロを装備したNX350 F SPORTともなると、驚異の1,000万円にて販売されているわけですが、おそらく新車総額見ても800万円~850万円辺りになると予想。
そして最も売れ筋となっているハイブリッドモデルのNX350hですが、F SPORTに比べてリセール低めのversion Lでも総支払額908万円となっているため、改めて現在の中古車市場の相場が異常事態になっていることは言うまでもありません。