日産の新型フェアレディZ(RZ34)GT4 Nismoが世界初公開!過激エアロパーツ採用で詳細仕様は2022年11月に発表。更に巨大キドニーグリルを装備したBMW新型XMも登場!

これまた賛否分かれそうだが、ターゲット層が限定されそうなモデルはより個性を強くしていくのかもしれない?

続いては、2021年11月に発表されたBMWの新世代クロスオーバーモデル・XMコンセプトをベースにした量産仕様となる新型XMが、2022年9月28日に世界初公開されました。

今回発表された新型XMは、1981年に製造中止となったM1以来のスタンドアローンなMモデルで、フラッグシップモデルの新型7シリーズ/X7にて見られる分割タイプのキドニーグリルを採用していて、更にグリル周りが光るギミック要素も満載の一台。

そしてパワートレインについては、ガソリンやピュアEVはラインナップされず、プラグインハイブリッド(PHEV)のみのラインナップとなるようです。

立ち位置としては、M1の後継ではなくX5 M/X6 Mコンペティション/X7 M60iよりも上位モデルになり、他のラインナップモデルにはない個性的なデザインで大きな差別化を図っていますが、果たしてこの顔つきが世間に受け入れられるかは微妙なところで、しかしターゲット層が限定されそうなモデル程、より個性的なデザインに仕上げていくのかもしれません。


何と23インチタイヤアルミホイールが標準装備

究極のM SUVモデルとして新しくラインナップされる新型XMですが、まず足元にはフロント275/35 R23インチ、リヤ315/30 R23インチの巨大&極太タイヤアルミホイールを標準装備することにより、本モデルの強力なPHEVパフォーマンスを提供するとのことですが、一体どれほどのトルクを提供するのか気になるところ。

またレスオプションとして、1インチダウン可能なタイヤアルミホイールセットも準備しているそうで、これを選択するとどの程度価格帯が変化するかは不明(それでも22インチは十分大きいですが…)。

そしてリヤデザインを見ていくと、マフラーもこれまた個性的な縦基調の両サイド2本出しとなるクワッドエキゾーストフィニッシャーがインストールされ、PHEVとは思えないほどのゴリゴリパフォーマンスが期待できそう。

こちらが夜間時に点灯するヒカルキドニーグリル。

XMコンセプトに比べると少し控え目なサイズ感ではありますが、その存在感は中々なもの。

ちなみにボディサイズとしては、全長5,110mm×全幅2,005mm×全高1,755mm、ホイールベース3,105mmととにかくビッグサイズ。

それでいて乗員数は2列5人乗りなので、ハイパフォーマンスだけでなくラグジュアリー性にも特化したフラッグシップSUVとなりそうですね。

ちなみに上のモデルはPHEVモデルになるため、バッテリー充電ポートは左フロントフェンダー部に搭載。

V8ツインターボをベースとしたプラグインハイブリッド(PHEV)

そして気になるパワートレインですが、排気量4.4L S68型V型8気筒ツインターボエンジン(エンジン出力483hp/最大トルク650Nm)+マイルドハイブリッド(システム総出力644hp/システムトルク800Nm)を搭載し、トランスミッションは8速AT、0-100km/hの加速時間は4.1秒~4.3秒にて到達、最高速度は紳士協定により250km/hにて制限されているものの、メーカーオプションにてMドライバーズパッケージを設定すれば、上限を270km/hにまで引き上げることが可能です。

そして上記のマイルドハイブリッドシステムに加えて、25.7kWhのリチウムイオンバッテリーとeモーターを採用することにより、EVモードだけで140km/hまでの速度が実現可能で、EPAでの航続可能距離は48kmと中々に実用的。

インテリアは意外にもシンプル

続いてインテリアもチェックしていきましょう。

コンセプトカーのような華やかさがあるわけではありませんが、ヴィンテージコーヒーメリノレザーとソフトナッパレザーを組み合わせることにより、XMコンセプトを彷彿とさせるツートーンを採用。

そして運転席周りのコックピットに関しては、現代のBMWモデルと同様のiDrive8を採用し、ヘッドアップディスプレイや充実したドライビングサポート機能を全て標準装備。

そしてヘッドライナーには、100個以上のLEDが組み込まれており、選択したドライビングモードに応じてファンシーなライト効果が得られるとのこと。

新型XMの価格帯は?更に強力な限定グレードも?

そして気になる車両本体価格ですが、159,000ドル(日本円に換算して約2,300万円)と高額ですが、2023年半ばごろには、今回のモデルよりも更に強力なシステム総出力735hp/システムトルク1,000Nmを発揮する限定モデルのXMラベルレッドが登場予定とのことで、こちらは185,000ドル(日本円換算して約2,680万円)からと予想されています。

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Reference:Nissan, BMW