(2023年)一部改良版・レクサス新型UX300eが2022年10月12日に世界初公開!新開発バッテリー搭載&容量拡大で航続可能距離はRZ450eと同等だった件

ここまで実用性を向上するとなると、色々と不透明なの新型RZ450eの立ち位置も微妙になってくる?

2022年7月7日に発売されて3か月以上が経過するレクサスの一部改良版・新型UX200/UX250hですが、今回はレクサス初となるピュアEVクロスオーバータイプのUX300eが、一部改良版として2022年10月12日に世界初公開されました。

但し、今回はあくまでも発表のみなので、発売時期としては2023年春頃を予定しているためグレード別価格帯は明らかになっていませんが、以下の現行UX300eより更に高額になることは間違いないと考えられます。

【一部改良”前”のUX300eのグレード別価格帯一覧(10%税込み)】

◇UX300e version C:[2WD]5,800,000円

◇UX300e version L:[2WD]6,350,000円

早速、今回の一部改良内容や懸念・不安視されるポイント、同じピュアEVとして当初注目を集めていた新型RZ450eについてもチェックしていきたいと思います。


新開発バッテリー搭載により、航続可能距離は従来比+40%以上も向上!

こちらが今回発表された一部改良版・新型UX300eのエクステリア。

基本的にエクステリアデザインの変更は無く、しかし内装は既に発表・発売されている新型UX200/UX250h同様にリモートタッチを廃止として、新世代コネクティッドナビ対応のディスプレイオーディオPLUSを搭載するため、特にセンターコンソールの質素さは課題になりそう。

そして今回の一部改良で一番の注目処が、新開発のバッテリーパックを採用したことにより、電池容量が54.4kWh → 72.8kWhと30%以上も増強され、これにより航続可能距離も+40%以上アップとなる450kmを実現したということだと思います。

バッテリー容量は新型RZ450eの方が少ない?

おそらく多くの方も気付いているとは思いますが、今回の一部改良で最も気になったのが、新型RZ450eとのスペック差について。

駆動方式(レクサス初のDIRECT 4)やシステム総出力、ボディサイズ、重量なども異なるため、比較の対象にすべきではないとは思いますが、実はRZ450eに搭載される71.4kWhの電池容量の方が、新型UX300eの72.8kWhよりも少ないということ。

更には、航続可能距離もお互い約450kmを実現しているため、あくまでも走行距離という実用面と、(両車ともグレード別価格帯は公表されていませんが…)価格面での魅力度は新型UX300eの方が良さそう。

RZ450eのスケジュールが全く明らかになっていなかったのは、bZ4X/ソルテラ等のハブボルト問題が影響していたから?

ちなみに新型RZ450eは、2022年4月20日に発表されて同年冬頃に発売予定との情報もありましたが、2022年10月時点でレクサスディーラーには全くもって情報が展開されておらず、しかも事前スケジュールなども一切明らかになっていないために、「本当に発売されるのだろうか?」という状態。

つい最近までは、兄弟車種となるトヨタ新型bZ4X/スバル新型ソルテラ(Subaru New Solterra)のハブボルト締結問題やeAxleによる不具合で発売を一旦中止にしていましたが、ようやく問題解決で発売再会にはなったものの、未だ不安が拭えないままなのも事実。

おそらくはこのハブボルト締結問題がRZ450eにも影響していたのだと予想され、今回の2回目リコールによって一旦解決にはつながりましたから、そろそろ具体的なスケジュールが展開されるのではないかと予想されます。

2ページ目:レクサス新型UX300eの懸念点・不安視されるポイントとは?