この時代にとんでもない公道マシンが出てきたな…ドンカーブートが10年以上ぶりに新型F22を世界初公開!「車体重量は僅か750kg」「5速MTのみ」「世界限定75台のみ」

ドンカーブート新型F22の内装やパフォーマンス、価格帯などもチェックしていこう

続いてドンカーブート新型F22の内装も見ていきましょう。

サイズ面においても、フットプリントが大きくなったおかげで2シーターの車内はD8 GTOよりも拡大され、レースや公道での使用が承認されたオプションの6点式ハーネスを備えたカスタムレカロシートを採用。

ダッシュボード周りはミニマリストなレイアウトで、ドライバーが運転に集中できるようなデザインに。

デジタルインストルメントクラスターやインフォテインメントタッチスクリーンとして機能するオプションのiPad miniとエアコンシステム、そしてほとんどの操作が可能なステアリングホイールも準備。


エンジンはアウディ製で最高出力500psを発揮!

フロントフードは、アストンマーティンを彷彿させるようなカウル式。

そして気になるパワートレインですが、排気量2.5L アウディ製直列5気筒ターボチャージャーエンジンを搭載し、最高出力500ps/最大トルク640Nmを発揮するとのことで、これは前世代のD8 GTインディヴィジュアルシリーズと比較すると+58ps/+70Nmアップし、CO2排出量も163g/kmに削減されるなど、環境法規制に配慮したスポーツモデルとなっています。

システムにおいては、トルセン・リミテッドスリップディファレンシャル(LSD)が採用され、トランスミッションもボッシュ製のレブマッチングテクノロジーを採用した軽量ショートスロー5速MTと、まさにスポーツカー仕様(6速MTじゃなかったのは意外)。

駆動方式は後輪駆動(RWD)のみで、電子制御系はマルチステップ・トラクション・コントロールシステムが標準装備され、オプションにてレースグレードのボッシュ製ABSを準備しています。

加速性能の高さはもちろん、ハンドリング性能も高い

0-100km/hの加速時間は僅か2.5秒で、0-200km/hの加速時間は7.5秒、そして最高時速は290km/hと300km/hに到達しないことを考えると、あくまでも新型F22は直線ではなくコーナリングとバランスに特化したハンドリングスポーツマシンであることが伺えます(横Gは2.15Gまで対応可能とか…)。

シャシーについては、チューブラースチールとex-coreカーボンファイバー(カーボンサンドイッチ システム)を組み合わせた全く新しいハイブリッド シャーシで、安全性を向上させながらも、ねじり剛性と曲げ剛性を従来の2倍にまで向上。

車体重量は僅か750kgと非常に軽量で、先代モデルよりも+70kg増に抑えられています。

知れば知るほどの変態的な公道&レーシングマシンといったところですが、フロント・リアの足回りはダブルウィッシュボーンサスペンションで、TracTiveアダプティブ・ショックアブソーバーをインストール、そして車高を最大35mm昇降させることが可能な油圧システムで構成されているため、意外にも実用性も高め。

ブレーキ性能は、フロントが330mmで、リアが279mmのスチールディスク(カーボンセラミックじゃないのは好印象)と、AP Racing製の4ピストンキャリパーを標準装備。

そしてステアリングについては、オーナーの好みに合わせてサーボアシストやパワーアシストが選択できるようになっています。

世界限定75台のみ、気になる価格帯は?

最後に販売台数と価格帯ですが、台数は世界限定75台のみで、既に50台の予約が入っているとのこと。

そして価格帯ですが、現地税抜き価格で245,000ユーロ(日本円に換算して約3,540万円)からとなり、北米や中東市場での販売も可能とのことです。

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Reference:CARSCOOPS