3度目の正直?フルモデルチェンジ版・トヨタ新型シエンタのディスプレイオーディオのOTAアップデートが2023年2月1日より開始予定。不満に感じていたポイントも改善されるか

2023-02-01

ディスプレイオーディオのアップデート後の改良・変更内容はもう少し具体的な情報を公開してほしい

続いて、トヨタ新型シエンタのディスプレイオーディオアップデートを実施する上で、気になるところを見ていきたいと思います。

OTAアップデート後の「変更・改良内容」については、上の画像の新型ヴォクシーにもある通り、具体的な内容が表示されない可能性があるため、非常に勿体ないところ(レクサス新型NX/LXも共通)。

ディスプレイオーディオの最大の特徴は、1画面で大きく様々な情報を表示できることだと思いますが、「変更内容」を1画面もしくは別窓を設けて表示させるという工夫さえも感じられないのが非常に残念に思う所(なぜ右隣の履歴年月日で40%近くスペースをとってしまったのか…)。

個人的には、こういったアップデート履歴を確認する画面にも改善が必要なのではないか?と感じたりもしますし、今後登場するであろうフルモデルチェンジ版・新型プリウス(New Prius)や新型アルファード(New ALPHARD, 40系)、新型クラウンシリーズ(New Crown)、そして新型ランドクルーザープラド(New Land Cruiser Prado)との統一性も図ることができると思いますからね…

少なからず、2023年1月時点ではノア/ヴォクシーのディスプレイオーディオの使い勝手と、後から発売されたシエンタのアップデートの使い勝手は大きく異なるため、まずはお互いが同じ10.5インチディスプレイオーディオである以上、使い勝手も同等クラスに仕上げてほしい所です。

そして、2023年2月以降にユーザー向けに納車される新型シエンタに関しては、OTAアップデートが施された後なのか、それともアップデート以前の状態なのかも気になる所です。

【追記】2023年2月1日に遂にOTAアップデートが配信されました!具体的には以下の通り。

ノア・ヴォクシー(2022.01-)、シエンタ(2022.07-)、クラウン(2022.09-)、カローラ(2022.10-) に向けて、最新ソフトウェアを配信開始しました。

ソフトウェアバージョンは、オーディオ:1502/ナビゲーション:1502、オーディオ:1503/ナビゲーション:1503または、オーディオ:1506/ナビゲーション:1506です。(車両により異なります)対象のお客様には、順次ナビ画面にお知らせが表示されますのでご確認ください。

今回の更新で下記の機能が追加となりました。

【全車両共通】
・目的地設定時のサービスエリア/パーキングエリアの到着時刻の表示
・通話画面の表示を改善
・動作不良の解消
・動作安定性の向上
・自宅登録ボタンの改善

【シエンタ、クラウン】
・エネルギーフロー画面の改善
・ナビゲーション機能の改善
・一般道優先の追加
・オペレーションサービスの音量調整関係の不具合の改善
・Bluetooth機器設定画面の改善
・ドライバー特定失敗時の表示改善 等

via:Toyota

とはいっても新型シエンタはトヨタで3番目に売れている大人気モデル

先述にも挙げましたが、ディスプレイオーディオ以外での完成度は非常に高い新型シエンタ。

私がいつもお世話になっているトヨタディーラーの情報によると、既にユーザー向けに納車された台数分も含めての全国バックオーダー数は5万台を超えているそうで、しかも2022年12月度の一般社団法人日本自動車販売協会連合会が公開した「普通乗用車・登録新車販売台数ランキング50」においては、カローラシリーズ(11,202台/1位)やヤリスシリーズ(11,192台/2位)に続く9,348台で3位を獲得。

ファミリーユースを支えるコンパクトミニバンということで、競合モデルのホンダ・フリード(Honda FREED)には3,000台近く、長納期化しているミドルサイズミニバンのノア/ヴォクシーにそれぞれ4,000台近くの差を付けているところを見ると、改めて本モデルの需要の高さに驚かされるばかり。

トヨタ新型シエンタ関連記事