実際どうなん?フルモデルチェンジ版・トヨタ新型シエンタが納車されて4か月が経過!改めて電動パーキング&オートブレーキホールドの必要性について考えてみる

電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールド機能の無いトヨタ新型シエンタを所有してみて、結局どうだった?

トヨタ新型シエンタが納車されて4か月が経過し、電動パーキングブレーキ(EPB)&オートブレーキホールド(ABH)の無いカーライフはどうだったのか?という点ですが、結論としては「特に不満は無かった。困ることは無かった」というのが正直なところ。

っというのも、上位グレード・ハイブリッドZにのみ標準装備されているレーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)の「停止保持機能有り」のお陰で、疑似的にオートホールド機能を活用できているため、「時間が長くなるであろう信号待ちや止まるような渋滞のときだけ疑似的にオートブレーキホールドにすれば良いや」という感覚になるんですね。
※疑似的なオートブレーキホールド方法は、関連記事にもまとめています

反対に、瞬間的に停車してすぐブレーキを離せば発進できるようなシーンも非常に多いので、そういったときにオートブレーキホールド機能が機能すると、「止まってしまうのが勿体ない」と感じてしまうので、そういう意味では疑似的且つ必要と感じるときだけ任意でブレーキ保持できる疑似ホールドの方が便利なのでは?とも思ったり。

もちろん、EPB&ABH共に標準装備されていた方が便利なのは便利ですし、「搭載されていたら更に売れてたかもしれないなぁ」と思う部分はあるものの、その分コストを抑えるという企業努力も見られるのも事実ですし(最近SNSの反応を見ると、”コストカット”がネガ要素としか捉えられていないのも残念ですが)、個人的には「無くても商品力としては十分高い」と考えています。


新型シエンタの商品力は高いが、ディスプレイオーディオはまだまだポンコツ

最後は新型シエンタのディスプレイオーディオについて。

これは前回のブログでもお伝えの通り、2023年2月1日に新型ノア(New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)/シエンタ/クラウンクロスオーバー(New Crown Crossover)/カローラシリーズを対象にOTAアップデートが配信され、ソフトウェアの更新により、不満に感じていた各インターチェンジ(IC)/パーキングエリア(PA)/サービスエリア(SA)の到着予想時刻がようやく表示されるようになりました。

ただ、この機能の残念なポイントとしては、到着予想時刻が明らかにバグっていることが多く、そういった不具合報告をシエンタ/ノア/ヴォクシー/クラウンクロスオーバー/カローラシリーズに乗っているオーナー様からも多数頂いています。

トヨタ/レクサスのディスプレイオーディオで最も不満に感じるのは、OTAアップデートの遅さ

もちろん、ソフトウェア関連の不具合が生じるのは致し方ないことですし、デバッグの見落としやミスがあるのは理解できるものの、当初OTAアップデートは2022年11月中旬頃に配信される予定だったのに対し、気が付けば2023年初旬にシレッと変更、そして3度目の正直で2月1日にようやく配信されることに。

ユーザーからの声が反映されるのに半年近くもかかり、もっと言ってしまえば2021年11月に発売されたレクサス新型NXから考えれば、1年3か月近くもかかってようやくアップデートされたわけですから、トヨタのレスポンスの悪さ(遅さ)、そして製品としての完成度の低さは目に余るものがありますし(そもそもユーザーの意見が全くフィードバックされていないものも圧倒的に多い)、「これが世界に誇るトヨタの技術なのか…」と思うと、何とも悲しいことだと思います。

OTAアップデートの一番の売りは、わざわざディーラーに訪問しなくても、個人でリモート操作でアップデートできるということですし、ユーザーの意見を集約してより良いものへと早期的にアップデートできることなのに対し、特に後者は全くメリットを活かせていないように感じられます。

【トヨタ新型シエンタの残念ポイントを正直に言うわ【デメリット】ハイブリッドZ 2WD 2列5人乗り#TOYOTA #New Sienta】

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