贅沢だが不満を言わせてくれ!ホンダ特別仕様車N-BOX Custom STYLE+ BLACKが納車されて1年2か月が経過!次期N-BOXに期待しつつ「あの装備」は欲しいな…

(続き)ホンダN-BOX Custom STYLE+ BLACKを所有しての不満ポイント

引き続き、ホンダN-BOXを1年2か月所有してみての不満ポイントを見ていきたいと思います。

ステアリング調整にテレスコピック機能が備わっていない

続いてはステアリング調整について。

現行N-BOXでは上下調整するためのチルトのみが採用されていますが、次期型ではチルト&テレスコピック機能の採用を期待したいところ。

身長高めの方だと、足もとのスペース確保に加えてシートスライドによる脚の角度の調整、そしてここにステアリングのチルト&テレスコピック機能によって最適なドライビングポジションを得ることができますが、前後スライド調整のテレスコピックが無いと、どうしてもステアリングが少し遠目になり、腕が伸びた状態になってしまうんですね。


なぜN-WGNには採用されていて、N-BOXやN-ONEなどには採用されていないの?

ちなみにこのテレスコピック機能ですが、同じ軽モデルのN-WGNでは採用されているものの、N-BOX/N-ONE/N-VANでは採用されていません。

なぜN-BOX/N-VANに採用されていないのかは不明ですが、国内カーメディアcarview!の情報によると、N-ONEの場合は衝突安全性の関係に加え、以下の理由で採用していないそうです。

テレスコピックを搭載すると、衝突安全要件をクリアするために必要なボディの構造変更は、ボディパネル形状の刷新にまで及ぶことになるという。

新型(N-ONE)は先代のタイムレスデザインを守りきるため、テレスコピックの採用が見送られたのだ。

さらに具体的な説明は機密上の理由で受けられなかったが、ボディサイズに制約のある軽自動車では、もともと側面衝突の安全性確保がもっとも難しい。

しかも衝突試験は、平成30(2018)年度から車両に55km/hで衝突させる台車が質量アップ(950kg→1300kg)。

2018年6月15日以降の新型車からは、電柱を模したポール側面衝突試験(普通車32km/h、軽自動車26km/h)が新たに適用されるなど、先代N-ONEが登場した2012年以降も厳しくなっている。

テレスコピックを付けると、外板が先代とまったく同じボディデザインでは、現行の衝突安全基準をクリアできなかったというわけ。

側面衝突がおもな理由だとしたら、キーポイントになったのはセンターピラーの位置や形状だろうか。

via:carview

N-ONE同様、N-BOX/N-VANでも同じ衝突安全性の観点から採用が見送られている場合、次期N-BOXは現行をベースとした改良版との情報ですし、おそらく基本骨格は同じだと予想されますから、そう考えるとテレスコピック機構の採用は現実的ではないのかもしれませんね。

以上が、N-BOXが納車されて1年2か月経過しての不満ポイントとなりますが、何だかんだ言っても普段の街乗りや近場移動、子供の送迎といった様々なシーンにおいての使用満足度としては非常に高いため、これからも大事に乗っていきたいと思える一台です。

ホンダN-BOX関連記事