一体どこまで高騰するんだ…スバル・インプレッサ22B STiが競売にて出品され、日本円にして約3,000万円にて高額落札!なぜここまで高騰したのか?

(続き)スバル・インプレッサ22B STiを見ていこう

続いて、スバル・インプレッサ22B STiのインテリアも見ていきましょう。

フロントシートやリヤシート、ドアトリムにはボディカラーと統一感を持たせるためにブルーを採用し、フロントシートバックレストにSTiロゴ刺繍を施したオリジナルバケットシートも採用しています。

インストルメントパネルには、Impreza World Rally Car ’97と同様のマットブラックに仕上げられ、ソフトタッチの特殊な表面塗装により防眩効果を向上しています。

そしてコンソールボックスのフロント部には、424台全てに専用のシリアルナンバープレートを装備。

ちなみにこのモデル、走行距離は115,000マイル(約186,000km)とかなり走り込まれていますが、ボディに目立つような傷は無く、インテリアも隅々までメンテナンスが行き届いているためコンディションとして十分。

本モデルを所有していたオーナーは、インプレッサ22B STiを普段使いにもしていたとのことですし、心の底から本モデルを愛していたのだと思われます。


22B STiのために特別に開発された2.2リッターボクサーエンジン!気になる最終落札価格は?

そしてこのモデルの一番の注目がパワートレイン。

オールマイティなトルク特性と卓越した動力性能を発揮するため、中速トルクアップとピックアップに優れた2.0Lボクサーエンジンをベースにしつつ、更に排気量をアップさせた専用の排気量2.2L 水平対向4気筒ターボエンジンを搭載。

独自チューニングにより、当時日本の自主規制いっぱいとなる最高出力280hp/最大トルク363Nmを発揮。

最後にこのモデルの最終落札価格ですが、2023年3月28日の夜中に226,000ドル(日本円に換算して約2,960万円)にて落札されたとのことで、現代のランボルギーニやフェラーリが購入できる金額。

おそらくこの金額にまで跳ね上がったのも、製造から25年が経過した際に、アメリカの輸入規制が緩和される「25年ルール」が解禁となったからだと思われますが、その一方で注意したいのは盗難リスクであり、スカイラインGT-Rや80スープラ同様に盗難の対象になりやすい一台となっています。

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Reference:Subaru, BringATrailer