ホンダ新型ステップワゴンが納車されてもうすぐ1年が経過!ドライブフィールや2列目の居住性は申し分ないが、運転支援系はまだまだ課題が残る

(続き)ホンダ新型ステップワゴンの気になるポイントをチェックしていこう

引き続き、ホンダ新型ステップワゴンの気になるポイントをみていきましょう。

LKASはレベル設定が可能ではあるが、かなりシビアな仕上がりだと思う

続いては、ホンダ新型ステップワゴンの車線維持支援システム[LKAS]について。

約65km/h以上で走行中に作動する車線維持サポート機能になりますが、中央もしくは路側側の白線に近づいたときの振動や警告音の発生がシビアな印象を受け、Honda SENSINGのレベル設定(強/中/弱)で”弱”にしても、”中”と”弱”ではそこまで大きな違いが無いのも気になるところ。

片道50km~100km程度の中距離移動であれば、LKASをOFFにして走行するのも結構快適なのですが、さすがに200km以上の長距離になってくると、ACCとLKASを使った運転支援があると体の疲労度も大きく異なるので、個人的には積極的に活用していきたいところ(特にヴォクシーやセレナでは活用している)。


ステップワゴンを”ミドルサイズミニバン”と呼ぶのは疑問

長距離移動用として活用していてもう一つ気になったのが、そのボディサイズ。

ステップワゴン含むトヨタ・ノア/ヴォクシーや日産セレナは、ミドルサイズミニバンというカテゴリ扱いとなっていますが、個人的にステップワゴンのボディサイズ(特に全長)はミドルサイズミニバンとは思えないほど。

特に私が所有するSPADA PREMIUM LINEは、全長4,830mmと他のノア/ヴォクシー(全長4,695mm)や、セレナe-POWER LUXION(全長4,765)と比べると最も長いんですね。

おそらくホンダとしては、ステップワゴンが発売される当初、オデッセイが販売終了したことをきっかけに(厳密には2023年11月に中国製として再販しますが…)、オデッセイの後継として位置づけできるようにボディサイズを意図的に大きくしたのでは?とも推測していて、その結果としてミドルサイズミニバン御三家では2列目・3列目の快適性が最も高いんですね。

土地勘のない狭い道や、有料・立体駐車場だと取り回しが大変

快適性が高いのに、なぜボディサイズが気になるのか?というと、土地勘の狭い道や立体駐車場など、取り回しが重要視されるポイントだと、ステップワゴンの全長だと取り回しは中々に大変で、おまけにステアリングもミニバン御三家で最も”重い”ので、こういった細かな要因が重なると「運転し辛い」と感じてしまうかもしれません。

ただ、これはあくまでも私が実際に運転していて感じたことに過ぎないため、「そんなことは全く気にならない」という方もいらっしゃるかもしれませんから、あくまでも参考程度に見て頂けますと幸いです。

以上が、新型ステップワゴンを活用してみて気になったポイントになりますが、運転支援系はまだまだこれからアップデートされると思いますし、今後改善されることを考えれば更に満足度は高まるのではないかと思います。

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