日産の新型ノート/ノートオーラ/セレナ/キックス/リーフに累計100万台以上の大量リコール!「走行中にモーター停止で走行不可」「意図せず加速する」などの不具合

(続き)最悪の場合、意図しない加速する恐れアリ

続いて、日産の新型ノートオーラ/ノート/セレナ/リーフ/キックスの12車種・計478,199台に大量リコール!

不具合内容としては、e-POWER車及び電気自動車のビークルコントロールモジュールにおいて、開発時にモーター出力制御プログラムの評価が不十分なため、プログラムに不備があるとのこと。

このため、クルーズコントロール(インテリジェントクルーズコントロール、プロパイロットを含む)による走行を終了した直後に特定の操作をした場合に、意図しない加速をするおそれがあるとしてリコールを届け出ています。

対象モデルをチェックしていこう!

気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故や不具合は発生しておらず、社内からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象車台数]

[ノート]
・DAA-HE12/HE12-120010 ~ HE12-422955/平成29年8月21日 ~ 令和2年10月5日/88,133台(インテリジェントクルーズコントロール付車)

・DAA-SNE12/SNE12-000043 ~ SNE12-035448/平成30年6月11日 ~ 令和2年10月5日/10,189台(インテリジェントクルーズコントロール付車)

・6AA-E13/E13-000122 ~ E13-102293/令和2年11月12日 ~ 令和4年8月31日/35,840台(プロパイロット付車)

・6AA-SNE13/SNE13-100023 ~ SNE13-120407/令和3年2月26日 ~ 令和4年8月22日/7,511台(プロパイロット付車)

[ノートオーラ]
・6AA-FE13/FE13-200083 ~ FE13-230736/令和3年5月14日 ~ 令和4年8月22日/25,751台(プロパイロット付車)

・6AA-FSNE13/FSNE13-500073 ~ FSNE13-508243/令和3年5月17日 ~ 令和4年8月8日/7,038台(プロパイロット付車)

[セレナ]
・DAA-HC27, 6AA-HC27/HC27-000004 ~ HC27-032401/平成30年1月30日 ~ 令和4年8月24日/21,166台

・DAA-HFC27, 6AA-HFC27/HFC27-000019 ~ HFC27-147386/平成29年12月27日 ~ 令和4年8月23日/135,249台

[リーフ]
・ZAA-ZE1/ZE1-000081 ~ ZE1-212614/平成29年8月23日 ~ 令和5年3月6日/81,132台

[キックス]
・6AA-P15/P15-000068 ~ P15-067927/令和2年5月18日 ~ 令和4年3月23日/66,190台

改善措置としては、全車両、ビークルコントロールモジュールの制御プログラムを修正するリコール作業を実施するとのことです。

ちなみに、自身が所有している車がリコールの対象になっているかどうかを確認する方法として、車検証の車台番号記載場所をチェックし、日産のリコール等情報対象検索サイトにてアクセスし、その車台番号を入力することで確認可能です。


最悪の場合、走行中にモーターが停止し、走行できなくなる恐れアリ

最後は、日産セレナの1車種・計126,800台にリコール。

不具合内容としては、エンジンルームハーネスにおいて、開発時の検証不足によりハーネスの配策に不備があり、エンジン制御用コントロールユニット固定用ボルトの先端がハーネス保護材のスリット部に位置した場合、ハーネス保護材内側に入り込み、直接、電線配線と接触しているものが有るとのこと。

そのため、このまま使用を続けると、電気配線の被覆が損傷し、ボルトの先端が芯線に接触することで短絡し、最悪の場合、走行中にモーターが停止し走行できなくなるおそれがあるとしてリコールを届け出ています。

対象モデルをチェックしていこう!

 

気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故は発生していないものの、既に19件もの不具合報告が入っており、市場からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象車台数]

[セレナ]
・DAA-HC27, 6AA-HC27 /HC27-000004 ~ HC27-028930/平成30年1月30日 ~ 令和3年8月23日/17,700台

・DAA-HFC27, 6AA-HFC27/HFC27-000019 ~ HFC27-121077/平成29年12月27日 ~ 令和3年8月25日/109,100台

改善措置としては、全車両、エンジン制御用コントロールユニット固定用ボルトの先端に樹脂キャップを装着すし、当該ハーネス被覆が損傷していた場合は修理するとのことです。

ちなみに、自身が所有している車がリコールの対象になっているかどうかを確認する方法として、車検証の車台番号記載場所をチェックし、日産のリコール等情報対象検索サイトにてアクセスし、その車台番号を入力することで確認可能です。

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Reference:国土交通省①