日産の新型エクストレイルe-POWER(T33)が納車されて9か月が経過!アウトドア寄りと思っていたらラグジュアリー寄りのSUVへキャラ変…ここまでギャップの大きい車は珍しいかも

新型エクストレイル(T33)ほど、先代から大きくキャラ変したモデルも珍しい

2022年12月に私に納車されて9か月が経過した、日産のフルモデルチェンジ版・新型エクストレイルe-POWER(Nissan New X-Trail e-POWER, T33)Gグレード[2WD]。

走行距離は4,500kmほどと、そこまで大幅に距離は伸びていないものの、近々長距離移動用として再び活用する予定です。

エクストレイルと聞くと、アウトドアテイストで乗り味もオフロード寄り?というイメージが強かったのですが、私が購入したT33型では、そういったオフロード志向というよりも「ラグジュアリー」寄りな印象で、「良い意味で裏切られた一台」だと考えています。


これまで所有してきたSUVのなかで、最もギャップを感じた一台かもしれない

新型エクストレイルe-POWER(T33)が納車されて9か月が経過しましたが、これまで様々なSUVモデルを所有してきたなかでは、当初自分が予想していたイメージよりも最もギャップの大きいSUV(車)だったと考えています。

具体的には…ホンダ新型ヴェゼル(Honda New Vezel)だと都会派SUVなので、優雅に街中や高速を走行するイメージ→実際に所有しても、そのイメージは大きく変わりませんでした。

トヨタ新型ランドクルーザー300(Toyota New Land Cruiser 300)の場合だとオフロード志向のSUVなので、街中で走行しても車体の揺れや振動が少し気になるなど…、そのクルマにコンセプトや走りの方向性がある程度決まっているため、実際にその車を走らせたときの印象と、乗る前に私が感じていたときの印象とのギャップがどれぐらいなのか?もチェックするように心がけています。

エクストレイルの走りは、見た目とは異なり上品な味付けになっている

こうしたギャップをチェックしていくと、私の中のエクストレイルは「オフロード」寄りのSUVだと考えていましたが、実際に所有して普段使いしていくと「こんなにもラグジュアリーで乗り心地の良い車だったのか…」と驚きを隠せませんでした。

もちろん、そのギャップの大きさに加えて、足回りのセッティング(若干マイルド寄り?)や横揺れと縦揺れの抑制、サスペンションのストローク量の小ささなど、その一つ一つがこれまでのアウトドアテイストをイメージしていたエクストレイルとかけ離れていたため、「日産もここまでエクストレイルをキャラ変してきたとは…」というのが一番衝撃でした。

特に縦揺れや横揺れ含めた振動の抑制については、車体が大きくラダーフレーム構造(TNGA-F)を採用しているランドクルーザー300や、レクサス新型LX600に比べて抑えられていますし、人によっては”フワフワ”した乗り心地よりも、エクストレイルの揺れを抑えながらもマイルドな乗り心地の方が好み、という方も多いのかもしれません。

2ページ目:新型エクストレイルe-POWER(T33)でちょっと不満に感じている部分も?